第十五話 悪夢への招待状
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
というのだ。
「わかったな、それではだ」
「了解です」
こうしてその作戦が発動される。それは。
「!?」
「なっ、何だ!?」
突如としてボルテスとコンバトラーに異変が起こった。そうしてだ。
急に無差別で攻撃しだした。皆必死にそれをかわす。
「お、おい!」
「どうしたんだ!」
「豹馬!」
「おい健一!」
「そこか!」
「そこにいたのか!」
だが彼等にはわかっていない。無差別に攻撃を繰り出しはじめたのだ。
「これは一体」
「どういうことなんだ」
「そうか、やっぱりね」
万丈がここで気付いたのだった。
「仕掛けてきたね」
「っていうと」
「やっぱりムゲ帝国がですか」
「仕掛けてきたんですね」
「うん、間違いない」
万丈はこう断言した。
「さて、とりあえずコンバトラー、ボルテスからは離れて」
「はい、それじゃあ」
「とりあえずは」
「俺が引きつける」
ショウはこう買って出た。
「あの二人の攻撃は俺が全てかわす。皆は安心してくれ」
「すいません、それじゃあ」
「今は」
「ショウ、やろうね」
「ああ、チャム」
ショウはチャムの言葉に頷いて二機の前に出る。そのうえで攻撃をかわしてだ。彼等の攻撃が仲間に及ばないようにしたのであった。
そしてだ。トッドが万丈に対して言ってきた。
「あいつの戦艦を沈めればいいんだな」
「うん、二人は精神攻撃を受けている」
万丈はこう断言した。
「だからね。まずはあの戦艦をね」
「わかった。じゃあそうするな」
「頼んだよ。ではまずは彼等を」
「ああ」
こうしてだった。全軍で向かう。だがその戦いは辛いものだった。
「まずいな、また誰かが操られたら」
「その場合はどうする?」
「一体」
「心配しても何にもならないよ」
だがここで万丈が言った。
「そんなことをしてもね」
「じゃあどうするの?」
「ここは」
「ああ、このままでいいよ」
万丈はかなり楽観的な言葉を出してみせた。
「このままでね」
「このままでいいっていうと」
「攻撃かよ」
「それでいいんですか」
「そう、攻撃は最大の防御」
万丈はあえてシンプルに話してみせた。
「だからね。それで行こう」
「その通りだね」
彼の言葉に頷いたのはロジャーだった。
「ここはね。そのまま正面から行こう」
「よし、それなら」
「今は」
こうしてだった。彼等は一気に攻める。そしてそのままムゲ帝国軍を押し切りギルドロームの旗艦にまで迫った。一矢がそれに迫る。
「よくもあの二人を!」
こう叫んでギルドロームの戦艦に迫る。
「その落とし前はつけさせてもらう!」
「し、司令!来ました!」
「敵が!」
「案ずるな」
だがギルドロームはダイモスが向かって来ても冷静だった。
「このま
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ