第十四話 果てに待つ者
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返す。
「そうさせてもらう!」
「わかったわ。じゃあコスモ君」
ノリコは彼の言葉を受けて微笑みになった。そのうえでの言葉だった。
「行きましょう。今回もね」
「よし、それなら!」
こうして戦いがはじまった。まずはバッフ=クランの大軍に斬り込む。そしてだ。
その軍を率いるのはダラムだった。彼が指揮を執っている。
「ふむ」
「どうしました。バラム様」
「何かありましたか?」
「あのバルマー帝国が来ると思ったが」
彼が言うのは予想だった。
「しかしだったな」
「はい、確かに」
「バルマーではなく彼等ですか」
「あのロンド=ベルですね」
「バルマーは数を頼みに来る」
これは既に把握していることだった。
「しかしだ。あのロンド=ベルはだ」
「そうですね。数は少ないですが」
「かなりの精鋭揃いです」
このことも把握していることだった。ロンド=ベルのタイプもだ。
「ですから」
「よし、それなら」
「こちらは」
「幾重にも陣を敷け」
これがバラムの執った戦術だった。
「いいな、そうしろ」
「はい、それでは」
「ここは」
こうしてだった。実際に軍を幾重にも敷いてそれを守りとした。そうしてそのうえで彼等は護りを固めるのだった。
その彼等にだ。ロンド=ベルは突っ込む。すぐに激戦がはじまった。
「よし、ここはだ!」
「防衛ラインを一つずつ突破する!」
「目指すは敵の本陣だ!」
こうしてであった。一気に雪崩れ込む。まずは第一次ラインだった。
「喰らえっ!」
コスモが叫ぶ。そのうえでミサイルを放つ。
ミサイルは前の敵にそれぞれ向かい倒していく。それが合図になった。
そのまま第一次ラインを突破し突き進む。そうしてだった。
第二次ラインも突破し第三次ラインもだ。攻撃はさらに続く。
しかしであった。バッフ=クラン軍の数は多い。それが問題だった。
「おい、本陣はまだかよ」
「ああ、まだだ」
こう甲児に返す万丈だった。
「まだまだ先だね」
「ちっ、相変わらず何て数なんだよ」
「やっぱり銀河単位の戦力なのね」
さやかもここでわかった。
「バッフ=クランって」
「何か次から次に出て来やがってよ」
甲児の言葉はいささか苛立ちを見せていた。
「だがな」
「どうするの?甲児君」
「それならそれで潰してやるぜ!」
そうするというのである。
「俺はな!」
「何かそれっていつものパターンじゃないの?それって」
これを言うさやかだった。
「結局突っ込んで戦うのよね、甲児君って」
「そういう戦いが一番気に入ってるんだよ」
やはり甲児らしい。
「じゃあな。行くぜ!」
「やれやれだけれどそうね」
さやかも何だかんだで彼についていく。しかしであった。
ゴウ達のゲッターを見てだ。ふと言うのだっ
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