第十三話 ミス=マクロス
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の人がいるんだっけ」
「徳川さんだったかな」
カズイとサイも言ってきた。
「ゼントラーディの人も芸能人になるんだ」
「あまり考えなかったけれど」
「ちょっと、何言ってるのよ」
しかしここでミレーヌが苦笑いと共に彼等に対して述べてきた。
「あたしはあれよ。ハーフよ」
「あっ、そうよね」
ミリアリアが彼女の言葉を受けて頷いた。
「ミレーヌってメルトランディとのだったわね」
「そうよ。だから全然大丈夫よ」
「そういえばミレーヌって歌も演奏も凄いし」
「しかも運動神経もいいし」
「それもかなり」
何かと多才であるのだ。
「パイロットとしても凄いしね」
「それ考えたらゼントラーディの人も普通に歌手になれるんだ」
「そうなるわね」
「その通りだ」
ここでクランも出て来た。
「私を見てもそれはわかるな」
「あれっ、ミリアリアちゃん何か言ったかな」
「言ってないわよ」
ミリアリアは今度はこうミシェルに返した。
「どうしたの?」
「ああ、クランか」
ここで自分で自分に納得する彼だった。
「そうだったんだな、悪い」
「まあいい。それは許す」
何故か満足している面持ちのクランである。
「私とミリアリアは似ているからな」
「見分けつかない位にな」
「ミシェル、そういう御前もだ」
「ああ、自覚はしてるさ」
「そうだな。ティエリアとそっくりだ」
言うのは彼と比較してであった。
「私も何度間違えたかだ」
「そういえばこの二人は」
ムハンマドもそのミシェルとティエリアを見ながら述べる。
「鏡を見ているようだな」
「おい、本当に別人か!?」
問うているのはカティだった。
「貴様は私ではないな。間違いないな」
「それはこちらも聞きたかったところよ」
ラヴィーナもそのカティに返す。
「本当に貴女は私ではないのね」
「自信がない」
「私もよ」
二人共悩んでいる顔であった。
「何故だ。私にもこうした相手が出て来たのか」
「嬉しくはあるけれど」
「俺もだな」
ハサンもいた。
「何故かオズマ少佐とは他人の気がしない」
「そうだな。親しさを感じる」
オズマもハサンに対してこう返す。
「まるで自分を見ているような」
「本当にな」
「何か俺は」
「貴方もそうした相手が多いのね」
「そうだ」
雲儀は妻の走影に答えている。
「ドモン君といいイザーク君といいな」
「そういう相手がいるのはいいことね」
「全くだ」
「落ち着くな」
「その通りでごわすな」
何とザイオンは大次郎と談笑している。その横ではレイがリィナやエマやハルミと一緒である。一見すると変わったというのもおこがましい顔触れである。
「この部隊が気に入った」
「ずっと一緒にいるでごわすよ」
「さて、諸君」
ここで言っ
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