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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第十三話 ミス=マクロス
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奴か」
「そうだ」
まさにそうしろというのだった。
「ここは敵を選んでいる余裕はない」
「そうみたいだな。本当に次から次に来るよな」
「これはもう」
クリスはGP−02を操りながら話す。
「核がないと」
「おいクリス」
しかしバーニィがその彼女に話す。
「それは幾ら何でも」
「難しい?」
「ああ、難しいな」
そうだというのである。
「幾ら何でもな」
「いや」
しかしであった。ここでレオンが言ってきた。
「確かに核も必要だな」
「ということは」
「フロンティアにも核はあるんですか?」
「それは」
「流石に多くはない」
だが、といった口調だった。
「しかしあることにはある」
「あるってそれだったら」
「まさか」
「ここで?」
「そうだ。核を使うことも止むを得ない」
こう言ったのだ。
「諸君、すぐに手配する」
「えっ、すぐに!?」
「核を!?」
「核をですか」
「そうだ。大統領には後で私から話す」
動きは早かった。まさに迅速そのものであった。
「諸君等一体に一発ずつだ。それぞれ核を渡す」
「核ミサイルですか」
「それか核弾頭を」
「今から」
「しかし」
それに反対する声もあった。
「核を使うのはそれは」
「どうなのでしょうか」
「フロンティア及びシティへの影響はない」
レオンはそれは大丈夫だという。
「では問題はない筈だ」
「しかしそれでも」
「それはどうなのですか?」
「幾ら何でも」
「いえ、この場合はいいです」
ここで言ったのはアズラエルだった。
「確かに核は非人道的とされていますね」
「はい、ですから」
「核は」
「しかし。フロンティアやシティ7を宇宙怪獣やバッフ=クラン軍に破壊され多くの市民達を失うよりはです」
「それよりはですか」
「いいんですね」
「そういうことです」
アズラエルはこう話すのだった。
「ですから。今は」
「今は、ですか」
「核を使うことも」
「それも仕方ありません」
また言うアズラエルだった。
「宇宙怪獣はそもそもそうした悠長なことを言っていられる相手でもありません」
「その通りですね」
彼の今の言葉を聞いて応えたのはユウナだった。
「宇宙怪獣はそれが通じる相手ではありませんしね」
「そうです。バッフ=クランもまた同じ様な相手ですし」
彼等もだというのだ。
「ですからここは」
「よし、それなら」
「今は」
こうしてであった。すぐに全機に核が渡された。そうしてすぐにそれが使われた。両軍に対して核弾頭が放たれたのであった。
「生き残る為にはか」
「それなら!」
「これを!」
一斉に大爆発が周囲で起こった。その中でだ。
「いいか、出来るだけ遠距離を狙え!」
「フロンティアやシティ7には影
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