第十三話 ミス=マクロス
[4/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
揺らす彼女への言葉だった。
「お友達で」
「そうなの」
それを聞いても何とも思わない感じだった。
「じゃあね。またね」
「はい。じゃあ」
「あの人って」
「ジュニアハイスクールの時の同級生です」
「そうだったの」
「そうなんです」
こうランカに話すのだった。
「実は」
「それにしてもあの人って」
「はい?」
「聞いた声だけれど」
「あっ、そういえばそうですよね」
ナナセも言われて気付いたのだった。
「ラクスさんと」
「うん。ラクス=クラインさんと同じ声よね」
「そうですよね」
こう話してであった。二人で中に入る。しかしであった。
「ちょっと」
「あっ、はい」
「どいて下さらない?」
こう言って別の美女が来て言うのだった。
「そこ」
「あっ、はい」
「あ〜〜〜あ、ニキビができているじゃない」
その美女はこう言って鏡を見て嘆いていた。そいの間にランカ達も着替える。
着替えてからだ。ランカはまた言った。
「それにしても」
「はい?」
着替えたのはランカだけでナナセはそのままだ。出ないから当然である。
「何か私だけ場違いじゃないかしら」
「そんなことありませんよ」
ピンクのビキニになったランカをナナセが励ます。
「ランカさんだって奇麗ですよ。頑張って下さい」
「うん、じゃあ」
この言葉に頷いてであった。そのうえで胸を大きく無意識のうちに揺らす。ランカにはないものである。
ランカは着替えてから少し戸惑っていた。休憩室で上着を着て俯いている。だがここで一人の女性がそこに来たのであった。
「何をしているのかしら」
「シェリルさん!?」
「そこで俯いていても何にもならないわよ」
こう言うのである。
「貴女は今入り口にいるのよ」
「入り口!?」
「そうよ、入り口にいるのよ」
そうだというのである。
「夢への入り口にね」
「そこにですか」
「さあ、中に入りなさい」
優しい声だった。
「今からね」
「わかりました、それじゃあ」
こうしてであった。ランカはオーディションに向かった。そしてその頃。
「何っ!?」
「やっぱり来た!?」
「まさにグッドタイミング!」
皆ここで言うのだった。敵襲であった。
「それで何処からなんだ?」
「敵はどの勢力!?」
「バルマー!?それとも」
「プロトデビルン!?」
「いや、宇宙怪獣だ」
大河がここで言った。
「今度来たのは宇宙怪獣だ」
「あの連中ですか」
「今度は」
「そしてだ」
さらにであった。
「バッフ=クラン軍も来ている」
「えっ!?」
「あの連中も!?」
「そうだ。それぞれ今左右から我々の方に来ている」
そうだというのである。
「お互いの交戦ポイントに入ってしまったようだ」
「何てタイミングの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ