第十二話 この手で守りたくて
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アナ=グリゴリエフの言葉に頷く。
「今度は数が多いから」
「一気に数を選らしていきましょう」
「うん」
「よし、シルヴィア」
「ええ、お兄様」
オリヴィエ=ミラボーは妹であるシルヴィア=ミラボーに声をかけていた。
「今回のバジュラは」
「前より強くなっているね」
「はい」
「えっ、そうなのか!?」
それを聞いて驚きの声をあげる甲児だった。
「この連中強くなってるのか」
「そうみたいね」
今言ったのはシンシア=ホルバインだった。
「前に比べて」
「これがバジュラです」
今度はダニエル=ピーターソンの言葉だ。
「戦う度に少しずつ強くなっています」
「進化か」
今言ったのは鉄也だった。
「そういうことだな」
「そうだね。生物なら当然のことだ」
大介も落ち着いた顔だった。
「ただ」
「何か凄い数だけれどな」
「それは何とかしないと」
ロンド=ベルの面々は今は派手に攻撃を浴びせていた。まずは数を減らすのだった。
「この数は」
「まずは減らさないとね」
「凄い火力ですね」
慎悟はここで彼等の戦いを見て言う。派手にファンネルやメガ粒子砲といったものでバジュラ達を吹き飛ばし敵を倒していた。
「ロンド=ベルの皆さんの武器は」
「慎悟君、私達も」
ここで真名が言ってきた。
「攻撃は幾らでもあるわよ」
「そうですね。十二のギガンティックの攻撃をそれぞれ使えますから」
「ええ、確かに」
「それと」
さらに言う真名だった。
「ただ。メインの技と比べたら威力は落ちるからね」
「はい」
「ああ、そうなのか」
ケーンは二人の言葉に気付いたのだった。
「全ての武器を普通に使えるってわけじゃないんだな」
「実はな」
「そうなのよ」
雲儀と走影が言ってきた。
「それぞれのギガンティックにも特性があるから」
「全ての武器を普通に使えるわけでもないの」
「まあそこまで都合よくはできてないか」
「そうだな」
タップとライトもここで言う。
「けれど十二のマシンの武器が使えるってな」
「それは確かに凄いな」
「例えばこのジュピター2はだ」
「得意な武器な雷だから」
ザイオンとレイが言う。
「しかし他のギガンティックの武器はだ」
「雷より威力は落ちるわ」
「しかしそれでもいいものだな」
グン=ジェムは素直に賞賛していた。
「わしのこのマシンもな。ギルガザムネとまではいかないまでもな」
「おい待ておっさん」
「あのマシンはないでしょ」
皆一斉に彼の今の言葉に突っ込みを入れる。
「そんなの使ったらそれこそ」
「大変なことになるじゃない」
「おお、そういえばそうだったな」
言われてそのことを思い出したのだった。
「あのマシンはそれで封印されたのだったな」
「だからそれで我慢
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