第十二話 この手で守りたくて
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パパスだ」
もう一人も名乗ってきた。
「宜しくな」
「共に戦わせてもらう」
「他にも大勢いるけれど」
「何か色々な顔触れがいて」
「まあそのうち名前と顔が頭に入るかな」
「お互いにね」
「ええ、そうね」
大海も頷く。
「一緒に戦っているうちにね」
「そうですよね」
小さな女の子もいた。
「これから宜しく御願いします」
「あっ、子供までいるんだ」
「パイロットかな」
「あはは、それは違います」
その少女は十歳程度だった。ロンド=ベルの面々の言葉に顔を崩して笑って応えたのである。
「私はパイロットじゃありません。スタッフです」
「スタッフなんだ」
「科学?それとも技術?」
「両方になりますね。私の名前ですけれど」
その名前についても話す彼女だった。
「天野卯兎美です」
「天野さんっていうのか」
「成程」
「卯兎美って呼んで下さい」
また笑っての言葉だった。
「これからはそれで」
「ああ、じゃあ」
「宜しく」
「御願いします」
ここで慎悟も挨拶をしてきた。
「それで僕達のマシンですが」
「それですが」
真名も言ってきたのだった。
「十二体が互いに影響してきています」
「それはです」
「十二体がそれぞれですか」
「影響し合ってるんですか」
「はい」
「そうです」
慎悟も真名もそうだというのだ。
「それで強くなっていきます」
「それぞれ影響し合い力を取り込み合って」
「それでなんです」
「かなり特別なマシンです」
「そうだよな」
話をここまで聞いたアポロが頷いた。
「それはな。うちにも変わったマシンが多いけれどな」
「そう言うアクエリオンもね」
「かなりだと思うけれど」
「そうか?普通じゃないのか?」
彼には自覚のないことだった。
「特におかしなところはないよな」
「僕達に意見を求められてもだ」
「客観的には言えないけれど」
シリウスもシルヴィアも首を傾げさせ困った顔で返してきた。
「だが。アクエリオンはそれでもだ」
「かなり変わったマシンだと思うわ」
「それを言ったら」
インド風の美女が言ってきた。
「私達のイシュタル12なんかは」
「そうよね」
その美女リリィ=ルーナに対してラヴィ=カーンが頷く。彼女もまた美女だ。
「それはね。否定しないわ」
「変わってるっていうのならね」
「そうね」
レイはシンジの言葉に頷いていた。
「僕達のエヴァだって」
「独特だから」
「まあ世の中中の人自体が凄い場合もあるし」
今言ったのはアスカである。
「もうね。壮絶な人だって」
「アスカだってあまり人のこと言えないんじゃ」
「何言ってるのよ、今回はいい意味よ」
こうシンジに返す。
「一矢さんとかタケルさんね」
「あの人達のことだった
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