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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第十一話 クロス=エンカウンター
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               第十一話 クロス=エンカウンター
  フロンティアの前に出たロンド=ベルは早速フロンティアの中に入った。そしてそのうえで彼等の状況や自分達のことを話したのであった。
「ふむ、そうだったのか」
「はい、そうです」
一行の主だった者達がフロンティア大統領であるハワード=グラスと話していた。彼の横には若い白い軍服の軍人が男女それぞれ立っている。
男の方は黒髪をボブにしていた鋭利な顔をしている。女の方は豊かな栗色の髪の美女であり。二人共グラスの左右に位置してそこにいる。6
「それでフェードアウトしてここに辿り着きました」
「事情はわかった」
グラスはここまで聞いて述べた。
「それはな」
「はい」
「しかしだ」
だがグラスはこうも言ってきたのだった。
「不可思議な話だな」
「やはりそう思われますか」
「思わないという方が無理ではないのか?」
それがグラスの言葉だった。
「やはりな」
「そう思われますか」
「それは」
「そうだな。それでだ」
「それで?」
「君達はこれからどうするつもりなのだ?」
話を一通り聞いてからの話だった。
「地球に介入しようとしてきた勢力は全て退けた」
「はい、そうです」
「その通りです」
「それは」
「そして今は帝国をはじめとした様々な勢力を相手にしているな」
「さしあたってはプロトデビルンです」
エキセドルが述べた。
「彼等です」
「そうだな。彼等には我々も悩まされている」
そうだというのだ。
「何度か襲撃を受けた」
「よく御無事でしたね」
それを聞いた大河が言ってきた。
「彼等の攻撃を何度も受けてなのですか」
「しかしそれでもです」
「我々にも戦力があります」
ここで左右の男女が言ってきた。
「ですから」
「何とか」
「そうなのですか」
大河はまずはそれを聞いて納得した顔で頷いた。
「そちらにも戦力がありますか」
「はい、そうです」
「何とかです」
「その通りだ」
グラスも言ってきた。
「だからこそ我々も今こうしている」
「しかし。あの彼等を退けるとは」
「一体どんな戦力があるのですか?」
「そちらには」
「それについては後でお話します」
「それでなのですが」
話はさらに続いた。グラスの左右からの言葉だった。
「貴方達はこれから」
「どうされるのでしょうか」
「それが問題です」
今言ったのは大文字だった。
「我々は何をするべきかですが」
「とりあえずはあれですね」
今言ったのはダグラスだった。
「バルマー帝国は何としても倒さなければ」
「そうだな」
これにはグラスも同意だった。
「帝国は何とかしなければな」
「まずはバルマー、それでキャンベルにボアザン」
人類にとって敵対的な
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