第七話 インフィニティ=ソウル
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だが危険過ぎる」
そうだというのである。
「今後はそれを倒していく。これこそ私のこれからの美だ」
「相変わらず何を言ってるのかわからねえんだがな」
「美はそれだ」
まさにそうだというのだ。
「それではだ。撤退しよう」
「じゃあ俺達もだな」
バサラがまた言う。
「この星を離脱するのか?」
「そうだな。今は」
「これ以上残っても仕方ない」
「それじゃあ」
去るというのであった。
「明日だ。この星を経つ」
「わかりました」
「それじゃあそれで」
こうしてこれからのことも決まった。ロンド=ベルはラクスを経つことになった。
それにあたってはラクスにあった施設を利用することになった。その設備は多少老巧化こそ見られたがそれでも見事なものであった。
それを使って出ることになった。その中でだった。
「しかしな」
「そうよね」
「何ていうか」
「これだけの施設があってどうして」
「滅んだのかしら」
「何故?」
それがどうしても彼等にはわからにことであった。どうしてもだ。
「滅ぼしたのなら一体誰が」
「どうやって」
それですらもわからないのだった。
「滅ぼしたのかしら」
「一体」
「それもわかるのかな」
首を傾げるしかなかった。今は。
「これから」
「どうなのかな、それは」
「本当に」
「それにしても」
ここでまた話す彼等だった。謎が謎を呼びそれが解けないままにもなっていた。だが大きなうねりがそこにあるのは多くの人間が感じてはいた。
第七話完
2010・2・28
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