第七話 インフィニティ=ソウル
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だ」
こう美穂とサリーにも答える千葉だった。
「だからだ!」
「ああ!行くぜ!」
最早バサラを止められるものはなかった。そうして。
「ファイアーーーーーーーーーーッ!!」
「くっ!」
「これは!」
ガビルもバルゴもであった。彼の圧倒的な歌の力を受けて。
大きく吹き飛ばされだ。そのうえで言うのだった。
「何だというのだ!」
「これは!」
「この刺激的な美は」
「何だというのだ」
「それにしても」
ここでふと洸が言った。
「ライディーンの中にこいつ等に関する記憶がある」
「そうなの?やっぱり」
「ああ、間違いない」
こうマリにも話すのだった。
「こいつ等の存在はムー帝国やプロトカルチャーに関係しているのか?」
「まさか。そんな」
「わからないけれど」
それはまだ確信はできないことだった。
「ライディーンは覚えている」
「そうなのね」
「このことも調べる必要がありそうですね」
猿丸が言ってきた。
「今度は」
「先生、そっちも頼めるかな」
「はい、それではです」
猿丸は洸のその言葉に快く応えたのだった。
「そちらもお任せ下さい」
「頼んだよ、それじゃあ」
「それにしても戦いは」
麗が一変した戦局を見て言う。
「変わりましたね」
「そうだな。やはりバサラの存在が大きい」
神宮寺も言う。
「今回はな」
「はい、本当に」
「俺達もだ」
そしてこうも言うのであった。
「このままだ」
「突撃ですね」
「そうだ、勝つ」
まさに一言であった。
「この戦いもだ」
「わかりました、では」
「全軍総攻撃だ!」
「よし!」
「このまま!」
全軍でバロータ軍を攻めにかかる。これで決まりだった。
バロータ軍は遂に軍を送らなくなった。それで終わりだった。
戦いはロンド=ベルの勝利に終わった。バルゴもまた。
「くっ・・・・・・」
「どうするつもりだ?バルゴよ」
「止むを得ん」
まずはこう答える彼だった。ガビルへの返答だ。
「撤退だ」
「そうか」
「後詰は俺が務める」
彼がそうするというのだった。
「だからだ。御前はだ」
「ふん、何を言うかと思えばだ」
だがここでガビルは不敵に笑って言うのであった。
「殿軍こそ我が美だ」
「何っ!?」
「味方の為に戦う。これぞ犠牲美!」
まさにそれだというのだ。
「だからだ。バルゴ、御前は去るのだ」
「御前が後詰を務めるというのか」
「そうだ」
また言う彼だった。
「わかったな。それではだ」
「ふん、いいだろう」
バルゴも彼のその言葉を受けて頷いた。
「好きにしろ」
「そうさせてもらう。熱気バサラよ」
「何だ?」
今度はバサラへの言葉だった。
「貴様の刺激的な美はだ」
「どうだってんだ?」
「面白い。
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