第六話 禁断の惑星へ
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げた。
「今は」
「そうだな。今は」
「あの女、一体」
ヴィレッタも彼女の姿を確認して呟いていた。
「何を考えている」
「こいつが!」
その間にであった。輝のバルキリーはゲペルニッチの旗艦に近付いていた。
そのうえでだ。反応弾を放った。しかし。
「くっ、駄目だ!」
「輝!」
その彼にフォッカーが言ってきた。
「反応弾でも一発じゃ駄目だ!」
「隊長」
「次は俺だ!」
こう言って彼も反応弾を撃ち込むのだった。
「こうしてだ!全員で何度も波状攻撃を仕掛けろ!」
「はい!」
「このデカブツはそうでもないと沈まん」
それをもう読んでいるのだ。
「だからだ」
「わかりました、それでは」
「しかもです」
マックスはガビルを相手にしていた。
「柿崎さんの仇が」
「心配無用!」
そのガビルが言ってきた。
「人は我々が有効に使っている!」
「有効だというのか!」
「そうだ、活用美!」
こう叫んで戦うのだった。ここでまたバサラが前に出た。
「うるせえんだよ!」
「熱気バサラか」
「そうだ、この美野郎!」
ガビルへの言葉である。
「そんなに美しいもんが好きならな!」
「どうするつもりだ?」
「天国に行かせてやるぜ!」
そしてギターを取ってであった。
「俺のこの歌でな!」
「美の何たるかを理解せぬサンプルよ!」
ガビルはそのバサラに対して言う。
「貴様はここで終焉美を迎える!」
「そこのでかいのもだ!」
バサラはグラビルも見ていた。
「まとめて聴きやがれ!」
「グラビル!」
「そうすりゃ俺のハートがわかるからよ!」
こう叫んでギターを鳴らして歌うとだった。グラビルが急に呻きだした。
「グワアアアアアッ!」
「おのれ、グラビルを!」
「どうだ!」
歌ってから誇らしげに言うのだった。
「俺のこの歌はな!最高だろうが!」
「ゴガアアアアッ!」
「グラビル!」
ガビルの言葉も空しくグラビルは戦場を離脱する。ガビルはそれを見届けて忌々しげに言うのだった。
「よくも我が半身を!」
「何っ!?」
「半身!?」
「まさかあいつ等」
「許さんぞ!」
ガビルはいよいよ激昂してきていた。
「貴様等にだ!滅殺美を!」
「おい、ちょっと待て!」
「今気付いたんだけれどさ!」
「御前のそれは」
ここでオルガ、クロト、シャニがガビルに言うのだった。
「クロトと同じじゃねえかよ!」
「ただ美をつけただけだよね!」
「芸がない」
「我が美は究極美」
しかしガビルはそう言われても動じない。
「それのみ!従って御前達のことなぞ関係ない!」
「ちっ、居直りやがったよこいつ!」
「それならこっちも容赦しないよ!」
「最初からそのつもりはない」
三人は前に出て暴れにかかった。
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