第六話 禁断の惑星へ
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ロータ軍との戦闘に入った。
暫くそのまま戦っていた。ロンド=ベルはバロータ軍を寄せ付けない。しかしであった。
ここでだ。バルマー帝国軍も出て来たのだった。
「帝国軍か」
「ちっ、こんな時に」
「厄介なのが」
ロンド=ベルは彼等の姿を見て舌打ちした。しかしであった。
帝国軍はロンド=ベルには向かわない。バロータ軍を狙うだけだった。
皆それを見てだ。あることに気付いたのだ。
「敵はバロータ軍だけを狙っている」
「ええ、確かに」
「間違いないな」
このことを察したのである。
「これは一体」
「どういうことだ?」
「詳しいことはわかりません」
それはシーラもだった。
「ですが」
「そうだな」
ここでショウが言った。
「奴等にとってはバロータも敵になるのも当然だ」
「そのオーラ力を吸い取る存在ですかな」
「ああ、そうだな」
トッドも気付いて言う。6
「そんな奴等だからな」
「バルマーが敵視するのもだ」
また当然だというショウだった。
「それならだ」
「はい、我々はです」
エレも言う。
「このまま敵の旗艦を」
「全軍帝国軍は相手にするな!」
大文字も指示を出す。
「あくまでバロータだけを狙う!」
「しかしあいつ等」
ここで言うのはカイだった。
「どういうつもりだ」
「何か魂胆があるのは間違いない」
レーツェルもそれは察していた。
「しかしだ。今はだ」
「そうだな。この状況を利用しよう」
「とりあえず側面への警戒は怠るな」
リーは油断はしていなかった。
「何時来るかわからん」
「その通りだな。奴等も敵であることには変わりない」
テツヤもそれに続く。
「それならだ」
「今はこのまま進む」
ダイテツも言葉は限定だった。
「しかしだ」
「はい」
「バルマーへの警戒は怠らない」
テツヤだけでなくエイタも応える。
「それでいきましょう」
「いまは」
「ふふふふ」
そしれバルマーの指揮官と思われるマシンの中にいる女が笑っていた。
「エビルを倒す為の鍵をここで失うわけにはいかないからねえ」
「!?あれは」
「間違いありません」
そのマシンを確認したマーグとロゼが言う。
「あれこそまさしく」
「十二支族の」
「今日はほんの挨拶代わり。それにしても」
女の方でも彼等を見て言うのだった。
「あの二人も宜しくやってるみたいだね」
「トーラー家の祭司長のマシン」
「ジュモーラ」
「それが何故ここに」
「どういうことでしょうか」
二人はそれを見ていぶかしんでいた。
「何を考えているのだ」
「レツィーラ=トーラー」
「まあ精々頑張るんだね」
その女は最後にこう言った。
「じゃあ私はこれでね」
「消えた」
「撤退しましたね」
ロゼはマーグに対して告
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