第六話 禁断の惑星へ
[6/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「サンプル達よ」
いぶかしむロンド=ベルの面々に対してさらに語るのだった。
「夢の雫となるがよい」
「何だよこいつ」
ゲペルニッチを見たバサラの言葉だ。
「言っている意味がわからねえぞ」
「おい、待ってくれ」
ギギルがゲペルニッチに言う。
「あんたは一体」
「我が夢の前には全てはうたかたの如きもの」
ギギルにもこう言うだけだった。
「御前も幻を見るがいい」
「貴様、何を言ってるんだ?」
「おかしいな」
「そうね」
今度は霧生とミスティが話す。
「惑星ラクスの移民団から応答がない」
「これはまさか」
「奴等に倒された!?」
こう考えたのはダッカーだった。
「まさか」
「いえ、有り得ますよ」
フィジカはその可能性を否定できなかった。
「それも」
「ちっ、あいつ等そんなことまで」
「ある意味ラッキーか?これは」
「ラッキーなんですか?」
ルカがミシェルの言葉に問うた。
「今が」
「敵の総司令官がいきなりお出ましだからな」
「それを倒せばいいっていうんですね」
「俺はそう思うけれどな」
「ポジティブなのはいいさ」
真吾もそれはいいとした。
「しかしな。いきなりここでっていうのは」
「しかもだ」
「あちらさんの言ってることがねえ」
キリーとレミーも言う。
「これが全くわからない」
「これはどうなのよ」
「しかも凄い数だな」
「そうですね」
アルトがオズマの言葉に応える。
「この数はかなり」
「敵の旗艦もあることだしな」
「各機散開せよ」
ジェフリーが指示を出した。
「防衛ラインを形成する」
「了解」
「何はともあれですね」
「シティ7を囲む」
今回は狙われないようにする為だった。
「いいな、それで」
「はい」
「それで」
そしてであった。ここでガビルとグラビルも出て来たのであった。
「ゲペルニッチ様」
「・・・・・・・・・」
「御前達か」
「はい、我等も是非」
こう言って名乗り出て来たのである。
「戦わせて下さい」
「いいだろう」
ゲペルニッチもそれを許したのだった。
「それではだ」
「はい、それでは」
ガビルはここでグラビルに声をかけるのだった。
「行くぞグラビル」
「・・・・・・・・・」
グラビルは喋らない。しかしであった。
ガビルはそれがわかっているらしくだ。そのうえで満足した顔で微笑んでから言うのだった。
「御前の徹底した破壊の美をゲペルニッチ様にお見せするのだ」
そして言う言葉は。
「これぞ徹底美!」
「サンプル達よ」
また言うゲペルニッチだった。
「そのスピリチアの高まり、見せてもらうぞ」
「全軍シティ7を守る!」
「了解です!」
こうしてだった。全軍で守りにつくのだった。そのうえでやって来たバ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ