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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第五話 ロスト=ディーヴァ
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だった。
「グラビルよ」
「グルル」
白い天使が黒い巨人に声をかけていた。
「宴は今夜終わりを告げる」
「・・・・・・・・・」
「これぞまさに終焉美!」
そして言う言葉は。
「奴等を終焉の淵へ導け!」
「ゴガアアアアッ!」
何かを追っていた。
「御前達の船団の美しきスピリチュアには苦戦させられた!」
男は楽しそうに叫んでいた。
「だが今日こそはゲペルニッチ様にそのスピリチアの源をお届けできよう!」
そして言う言葉は。
「これこそ達成美!」
「来た!」
「くっ!」
守るバルキリーの面々が声をあげる。
「民間人は逃がした!」
「後はこの連中を」
「行くぞ完成美!」
そのまま向かおうとする。しかしだった。
「よし、間に合った!」
「何とかな!」
「ミンメイ!」
輝がミンメイの名前を叫んだ。
「大丈夫か!?」
「輝!?」
「うん、僕だ」
自ら名乗るのだった。
「無事だったか」
「ええ、何とか」
「よし、それではだ」
グローバルが言う。
「どうするかだな」
「すぐに救援に向かうんだよな」
イサムが性急に言ってきた。
「それじゃあな」
「無論だ」
グローバルも最初からそのつもりだった。
「それではだ」
「よし、それじゃあ」
「一気に行くぜ」
こうしてだった。全軍で戦いに向かう。
「皆いいか」
「ええ」
「相手のことね」
サコンのことに神経を集中させる。
「あの吸血鬼軍団」
「奴等が」
「それだけじゃない」
また言うのだった。
「ここは銀河の外だ」
「それなんだな」
「そうだ、そこだ」
まさにそれだとサンシローにも話す。
「あらゆる面で環境は太陽系と異なる」
「星図はこちらで観測する」
大文字も言う。
「そしてリアルタイムで情報を送る」
「御願いします」
「是非」
「とにかく自分の位置を失うな!」
「しかもです!」
ここでサリーが言う。
「敵軍に体長推定三〇〇メートル」
「!?となると」
「あれか」
「はい、今までと全く違う敵がいます!」
「あれです!」
美穂が指定する。
「あのマシンです」
「プロトデビルンですね」
エキセドルがそれを見て呟いた。
「あれです」
「プロトデビルンとは。お話したことはあるでしょうか」
「いや、それは」
「一度地球に来たことはあっても」
「それでも」
「ありませんでしたか」
そういうのだった。少なくとも彼等の記憶にはなかった。
しかしだ。それならばそれで、であった。
「わかりました」
「それでプロトデビルンとは」
「一体?」
「ゼントラーディの血を惑わす」
こう言うのであった。
「語ってはならぬこと」
「語ってはならぬ」
「というと」
「そういう相手ならな!」

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