第四話 果てし無き旅路のはじまり
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うっていうかね」
「そうだね。それじゃあね」
「このまま突き進め!」
「敵なぞ踏み潰すのだ!」
カットナルとケルナグールが言う。ドクーガ艦も突き進んでいる。
「敵は全て倒す!」
「遠慮はいらんぞ!」
「未来の為に剣を取り戦う」
当然ブンドルもいる。
「そしてそれこそが」
いつもの様に紅薔薇を掲げての言葉は。
「美しい・・・・・・」
「そうよ、その美の為にもだ!」
「行くぞブンドル!」
「わかっている。ではだ」
「あの蛾も倒す!」
「覚悟しておれ!」
ラムで一気に敵のマシンを粉々にした。そして。
そのまま一気に攻めていく。だがバルマーもしぶとい。
エイスの指揮は的確だった。冷徹か合理的に判断を下していた。
「よい」
「いいのですか」
「救援は間に合わない」
前線を見捨てるというのだった。
「救援をせずに彼等を下がらせろ」
「逃げられない者達は」
「捨て置け」
こう言うのである。
「わかったな」
「はっ、それでは」
「その様に」
「助けられる、そしてそれが必要ならばだ」
まるで機械の様な言葉だった。
「援軍を送るのだ」
「そうではないからこそ」
「今は」
「捨て置け」
またこの言葉を出した。
「よいな」
「では」
「御言葉のままに」
こうして冷徹な戦いを行っていた。そうしてであった。
戦いが過ぎる中でだ。そこに。
「!?」
「何かが移転して来る!?」
「あれは」
ロンド=ベルの面々が自分達の右手に出て来たそれを見て言う。
「戦艦か!?」
「間違いない」
「けれどあんな戦艦見たことないぞ」
「何だあれは」
「おい」
コスモがベスに問う。
「ここは地球なのか?」
「その様だな」
ベスも彼の言葉に応える。
「どうやらな」
「そうか、地球なのか」
「しかしだ」
だがここで彼は言うのだった。
「何だここは」
「そうだな。さっぱりわからない」
コスモも言う。
「何なんだ、ここは」
「戦っているのは何なの?」
カーシャも言ってきた。
「バックフランじゃないみたいだけれど」
「片方は地球だよな」
「あれはマジンガーだな」
ベスがマジンガーを見ながら述べた。
「ということは」
「あれは間違いなく地球の勢力か」
「じゃああれはバルマーの軍勢なのね」
ベスは敵のこともわかったのだった。
「つまりは」
「おい、あんた達は何なんだ?」
甲児が彼等に問う。
「いきなり出て来たけれどよ」
「俺達は宇宙に移民に出たんだが」
コスモは戸惑いながらも彼に応えた。
「ここは地球だよな」
「ああ、そうだ」
その通りだと答える甲児だった。
「それはわかるよな」
「一応はな。そしてバルマーと戦ってるんだな」
「そうさ。それであんた達はどう
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