第四話 果てし無き旅路のはじまり
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」
「地球にはいません」
「ならいい。その連中と適当に遊んでおけ」
「遊ぶですか」
「そうだったな」
ハザルは今のエイスの言葉に少し愚弄した様な笑みを浮かべて答えたのだった。
「御前は遊ぶという感情を知らないな」
「感情そのものがありませんので」
「人形故にだな」
そしてこう言うのだった。
「ならばだ」
「はい、ならば」
「いい。遊ぶことはない」
「左様ですか」
「倒せ」
言葉を訂正するのだった。
「いいな、倒せ」
「はい、それでは」
「遠慮することはない。どのみちそうするのだからな」
「ではハザル様は」
「ここで倒れれば俺の相手でもなかったということだ」
何処までも傲慢な男であった。
「所詮はその程度だとな」
「では」
「そしてだ」
ここでまた言うハザルだった。
「若しあの少女を手に入れればだ」
「シヴァー様の下へ」
「そうしろ。そして巫女はだ」
「どうされますか?」
「事故には気をつけろ」
これが彼の言葉だった。
「いいな、事故にはだ」
「事故、ですか」
「よくあることだからな」
思わせぶりな笑みと友の言葉だった。
「わかったな」
「よく」
「ならいい。では任せた」
こう言ってであった。そのうえで彼はモニターから消えた。そのうえでエイスもまた己が率いるその軍をロンド=ベルに向かわせるのであった。
「倒せ」
「了解です」
「では」
こうして両軍が激突する。刻印前で激しい戦いとなった。
「諸君!」
ここでタシロが叫ぶ。
「ここで倒さなければ何もならない!」
「そうですね」
ノリコがそれに応えて述べた。
「本当にここで倒さないと」
「エルトリウムが間に合わなかったのは惜しかったが」
タシロはふと言った。
「だがそれも仕方ない」
「はい」
オオタもいた。
「それよりもです」
「行くぞ!人類の為にだ!」
今こそまさにという。
「果てしない大海原に出る!」
「お姉様!」
「ええ、ノリコ」
ノリコとカズミが息を合わせる。
「それじゃあ」
「行くわよ」
「うおおおおおおーーーーーーっ!」
いきなり気力をあげるノリコだった。そうして。
軍の先陣を切り敵を一気に叩き潰す。拳一撃で敵艦が沈んだ。
「私達には未来があるわ!」
「その未来の為に!」
ノリコだけでなくカズミも叫ぶ。
「その為にもここで負ける訳にはいかない!」
「何があろうとも!」
「やるわね」
ユングはそんな彼等を見ながら微笑んでいた。そして戦っている。
「なら私もね」
「ユング!」
そのユングに声をかけてきたのはレッシィだった。
「行くよ」
「ええ、わかったわ」
「あんたとはいい付き合いができそうね」
「そうね」
お互いに笑い合っての言葉だ。
「馬が合
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