裏切りの上越高校
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ったメンバーも私の行動に驚いていた。
「瞳。私戦車道辞めるわ。ゴメンね。」
一人が私に辞めると行ってきた。
その直後からほとんどのメンバーが辞めていった。
残ったのは私と副隊長の一年生。
「レイナは辞めなくて良かったのか?」
藤林レイナ。
一年生でありながら実力は本物。
期待のホープだったが、去年の大狩流派祭にてトラウマを覚えてしまいAチームから外された。
それでもトラウマを克服するために戦ってきた。
「私はどんなことがあろうが戦車道をやめる気は無いので。それに隊長はこれからどうするのか気になってしまいました。」
「私は大狩流戦車道委員会に連絡しようと思うの。それでAチームが大会に手を出せないようにするの。」
「しかしあそこには関係者以外入れないのではないですか?」
「普通に考えればね。でも私は西住流や大狩流の知り合いがいるからなんとかなると思うんだ。」
もちろんみほと梨華のことだよ。
「凄いじゃないですか。と言うことは隊長も家元なんですか?」
「違うよ。レイナは私と一緒に来る?」
私は一人でいくのが寂しかったのでレイナを誘った。
「はい。お供させていただきます。」
「それじゃあ三十分後にヘリポートに集合ね。」
「了解です。」
私は直接ヘリポートに向かった。
ヘリポートに四機のヘリが止まっている。
各チームに一機づつ用意されている。
「さてと。」
私はマイクを取り出し、
「生徒会長。ただ今日から少しの間白河市にある大狩流戦車道委員会に出向します。」
『了解。気を付けてね。』
するとレイナがやって来て、
「遅くなってすみません。」
「大丈夫だよ。私も来たばっかりだから。それじゃあ行こうか。」
「はい。」
私はヘリを運転した。
そして違和感を感じた。
レイナのいるところから話し声が聞こえた。
そして私は考えて一つの結論を出した。
レイナはAチームからのスパイであること。
そう考えた。
「レイナ。今からでもいいから学園に戻してあげようか?」
私はレイナに尋ねた。
もちろん首をふるレイナ。
「それなら誰と会話していたのか教えてくれる?」
「それは・・・」
口を濁らせたレイナ。
ここから私は叩き込むかのように、
「結局のところは雪なんでしょ。まさか私のチームにスパイをよこすなんて甘く見られたものだよ。」
「違います。私が話していたのは油井先輩です。」
「えっ?なんで油井なの。だって油井はAチームに反対してたじゃん。」
油井ほのか。
Bチームの隊長で人望もあつい。
Aチームに対抗する策を一緒に考えていた。
「油井先輩は隊長と同じく反対勢力の上部ですので定期的にご報告していました。」
レイナが報告していたのをはじめて知った。
「そうだったんだ。ゴメンね、疑ちゃって
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