裏切りの上越高校
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上越高校第一会議室
三回戦が明日から始まる。
私はなんとしても大洗女子学園を負けさせないといけない。
私たち上越高校戦車道Aチームは西住流に加担する。
もちろん内乱は起きた。
だからあえて一回戦を棄権して絶望させた。
そんななか、一つのチームがいまだAチームに賛成しなかった。
Cチーム。
隊長、柚本瞳。
小学校の時にみほとよく遊んでいた少女だ。
そんなある日のことだ。
いつも通り練習をしようと戦車車庫に行くと、Aチームの連中がエンジンを破壊していた。
「私たちに賛同しないからこうなるのよ。」
瞳の目には涙があった。
「どうしてこんなことをするの?たしかに西住流に変わるのは私も嬉しい。でもその為にこの大会を滅茶苦茶にするなんておかしいよ。」
「私たちが西住流に協力することは確定済みなんだよ。おまえに涼冷隊長の気持ちが分かるのか。隊長は新雪流を心から愛されている。なのに行動を制限されて満足も出来る練習が出来ていない。」
「そんなはずはない。だって大狩流は行動の制限なんてかけていないもん。」
大狩流の支援校の流派は自由になっている。
ただ大狩流に関係していると言う事だけが加わる。
簡単な話支援校はほとんど放置。
なのに制限がある。
考えられない話です。
「なら反抗していたB、Dチームはどうなったの?最近練習も来ないようだけど。」
「彼女たちは二度と戦車道をする事は無いだろう。」
「そんな。あんなに楽しんでいたのに。一体何をしたの?」
「簡単よ。彼女たちが好きな戦車を目の前で解体したんだから。やる気を無くすわよね。」
「酷い。どうして。西住流に加担するならあなたたちだけでやればいいのに。」
戦車道が好きな私たちから戦車道を奪うなんて。
「悪魔。」
「悪魔でもなんでもいいわ。それにこれ、原作違うわよ。」
瞳も知っていたから言ったのであろう。
もしかしたら瞳は本当に悪魔とでも思ったのであろうか。
「私はみんなのためにもネガいったりはしない。もちろん協力も。」
「そうですか。仕方がないですね。『最後の一両も解体しちゃってください。』」
私たちの前で解体されるM3軽戦車スチュアート。
私は解体している元戦車道の仲間に歩み寄って。
「私たちの戦車に手を出すなー。」
そして殴ってしまった。
彼女たちは驚いていたが、私はそんなこと気にしなかった。
「そんなことをして良いと思っているのですか?」
「良いも悪いも無いよ。だって私たちの一部である戦車を壊されたのだから。」
私はもう一度自分達の戦車を見直した。
まだそこまで解体は進んでおらず修復出来るところであった。
「みんな。私たちの戦車を直すわよ。私たちが戦車道を続けるために。」
私はAチームの連中を戦車車庫から追い出した。
仲間であるここに残
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