スーパーロボット大戦OGs
0116話
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ブリットの台詞に無言で頷く。
「インビジブルマン、いやさアクセル・アルマー。まさかお前達が平行世界からの客人だったとはな。グルンガスト参式もどきや、あんたの持ってる参式斬艦刀の技術を使ってると思しき武器。てっきりテスラ研の情報を盗み取ったものだとばかり思っていたが、まさかテスラ研はテスラ研でも、平行世界のテスラ研だったとはな。親父に聞かせたら何というのやら」
イルムの台詞に苦笑を浮かべる。
「ちなみにW17に聞いているかもしれないが、あちらのテスラ研でも所長はこっちと同じくジョナサン・カザハラだったぞ。性格も同じくだ。W16とW17に初めて会った時には、テスラ研を制圧されたというのに口説こうとしていた程だ」
「ま、あの親父ならそうだなろうな。……お前さんとは何度もやり合ってきたが、それ程嫌いじゃない。だが、お前さん個人はともかく、シャドウミラーの目的をそのままには出来ない」
「そう、つまりは互いの主張を力で押し通すのみ、という事だ」
「アクセル・アルマー、これ以上はお前達の好き勝手にはやらせん。お前達の都合でこの世界を好き勝手に荒らそうなどとは……」
「いえ、キョウスケ中尉。それだけではありません。アクセル隊長の考えは今ひとつ分かりませんが、シャドウミラーの指揮官であるヴィンデル様ならば、最終的にはこちらの世界も否応なく戦いに巻き込まれる事になるでしょう」
「何?」
「世界の枠を越え、平行世界を渡り歩く為のシステムXN。そのような力を得て、自分達だけの世界だけで満足するとはとても思えません。特に……ヴィンデル様でございましちゃったり……いえ、ヴィンデル様ならば」
確かに、ヴィンデルなら闘争を日常とする世界を創る為にあらゆる世界に争いの種をばらまくだろう。
「いい読みだ、ラミア。言語機能が狂ってもその頭脳は冷静なままのようだな。ヴィンデルなら闘争を日常とする為にそうする可能性は高いだろう」
「じゃあ、お前等をこのまま黙って帰す訳にはいかないな!」
「ほう。ならばどうする、マサキ・アンドー?」
「決まってる。お前等をぶちのめしてそのシステムXNとやらもぶち壊させてもらう!」
「それは……マサキ・アンドーとしての判断か? それとも……ランドール・ザン・ゼノサキスとしての判断か?」
ランドール・ザン・ゼノサキス。その名前を出した途端マサキの顔が強ばった。それも当然だろう。この名前はマサキがラ・ギアスのラングラン王国で授かった聖号だ。当然地上で知ってる者は1人もいない筈のものなのだから。
「てめえ……本当に何者だ? 地上では1度もその名を名乗った事は無い。それなのに何故その名前を知ってやがる。……シュウより得体が知れないな」
「ちょっとマサキ。その長い名前が何なのかは知らないけど、今はそ
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