スーパーロボット大戦OGs
0116話
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ドカードか」
「その場しのぎの改造機だ。お前達との戦いをしのぐ為のな」
「いいだろう。あちらの世界でもこちらの世界でも、結局俺の前に立ち塞がるのはお前か。その機体は俺が知っているゲシュペンストMk-Vによく似ている。あちら側のベーオウルフは核融合炉3基の連鎖爆発で消滅したが……果たしてお前はどうかな?」
「か、核融合炉3基の連鎖爆発!?」
俺のその言葉に驚きの声を上げたのはブリットだ。通信画面に映っている顔には驚愕の色が貼り付いている。
「……恐らく事実だろう。隊長はこちらに転移する時に最後までテスラ研で殿として戦っていた。そしてあのベーオウルフ相手に生き残った以上、ブラフではないと思われる」
「W17……いや、ラミア・ラヴレスか」
「はい。既に皆に私達の事は話しちゃったりして……話してあります。もちろんその目的も」
「そうそう。ラミアちゃんのおかげであなた達の正体やら目的やらはもう既に知ってるのよね」
「なら、俺達の本来の作戦というのも予測出来ている訳か、エクセレン・ブロウニング」
「そそ。システムXNであっちの世界に帰って、あっちの連邦軍を制圧! ……違う?」
さすがにレモンの基になっただけあって、その軽い態度に似合わず頭の回転が速い。だが1つだけ間違っている所がある。今エクセレンが語った目的はあくまでもヴィンデルのものであり、俺のものではないという事だ。
「……そうだな。ヴィンデルの目的は確かにそうだろう」
「あぁ? その言い方だと、まるでお前の目的は違うみたいじゃねぇか」
アーマリオンに乗っているカチーナが通信に割り込んでくる。原作通りに直情的な性格をしているのがよく分かる話し方だ。
「アクセル・アルマー。確かにカチーナ中尉の言う通り、今の言い方ではお前とヴィンデルの目的が違うように聞こえる。……どうなのだ?」
「さて、どうだろうな。だがシステムXNをより安定して使うにはヘリオス、お前が必要だというのに変わりはない。だが……ヴィンデルは最悪の場合ヘリオス無しでも次元転移を行うつもりだろう」
「だが、それは……」
「ああ。その危険性は残念ながら実証済みだ。実際、こちら側に来る際には多くの部下や仲間を失った」
もっとも、それはあちらの世界でシステムXNで次元転移した時の話だ。アースクレイドルやインスペクターの技術を使い、改良・安定した今のシステムXNなら恐らくギリアム無しでも無事あちらの世界へと辿り着く事が可能だろう。それをする予定はないが。
「……アクセル大尉」
「オウカか。お前もそこにいると言う事は、俺と戦う事を決めたのだろう? なら、迷うな。迷えばそれが死に繋がるぞ」
アルブレードに乗っているオウカの瞳が揺れる。その様はスクールの長姉としてアラドやゼオラ、ラト
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