海底遺跡
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「少将…………マジですか?」
「えっと…………」
「大マジだ」
俺はさっさと扉を正規の手順で開けて行く。もちろん、扉は魔法でロックされているが、こちとらベルカの正式後継者でも有るんだ。楽勝!
ヒントは遺跡にいっぱいあったしな。
「ちょっ、待ってください!!」
「報告しなきゃ…………」
「報告は禁止だ」
「え?」
「先ずはこれを見ろ」
その部屋はまさに研究所。生体ポットには小さな女の子が入っている。機器を見てみるが古代ベルカ語で全て問題無しと書かれている。
「さて、お前らに言う事が有る。俺はこの子を目覚めさせて手に入れる。これは本来なら管理局法に抵触する。しかし、このまま報告すればどうなるかわかるよな?」
「完全に消滅させるか、実験サンプルとして確保され、研究されるでしょうね」
「うん。そうじゃなくても封印…………いえ、本当に冥府の炎王なら宇宙空間に出した後、アルカンシェルで消滅させるのが上の決定になりそうかな?」
「正解だ。普通の道具なら封印で構わない。だが、それが意思を持つなら話しは別だ。いつ封印を自力で解除して起きるかも知れない危険物を放置など出来ないだろう」
「でも…………殺すのなんて可哀想だよ…………」
フェイトが思いつめた表情でうなだれる。確か、彼女はプロジェクトF.A.T.Eで生まれたんだったな。
「フェイト、大丈夫だ。少将は起こすっていったんだ。つまり、コントロールする方法があるんですよね?」
「ほんとう…………ですか?」
「ああ。正規の手段で起こして、俺自身を操主…………マスターとして登録する。これで俺の命令を聞く事になる。だから、物扱いして俺が持ってても問題無くせる。後はうちにいるのと一緒で、常識を教えた後は俺の個人戦力とすればいい。戸籍などはのちのちの調整次第だが…………まあ、なんとかしよう。もう、四人養ってるんだ。今更一人増えても構わん」
「分かりました…………それじゃあ、お願いします。私は何も見ていません」
「同じく我々は何も見ていません。よって二人で外におり、警備しております」
「うむ。それで頼む」
「「はっ!」」
敬礼する二人を見送って、ロザリオにここの入口に隠されていた宝玉を十字の真ん中に設置して完成させる。そして、指を噛んで血を出す。その血を宝玉にとロザリオをに付けて、生体ポットに繋がっている機械にを起動して、投入口に入れる。
「身体能力は低いな…………本人に戦闘能力は無しか…………」
機械を操作して、イクスヴェリアのデータを読んでいく。
「全然駄目だな。何個か宝具を叩き込むか…………冥府の炎王ってぐらいだから火の宝具が良いか」
俺が選んだのはどれも危険な宝具。獄
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