21.決戦
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の女の子だ!!あいつは、苦しい時でも、周りを心配させないように無理やり笑顔を作ってた。そんなシオンが特別だって......あいつは普通の女の子だ!!」
「怒鳴ったところで変わることなどありません。彼女の正体は......ロストクリスマスの時に散りじりとなったマナの意識の半分が入り込んだヴォイドを持つもの」
「どういうことだ!?」
驚きを隠せない俺。
「つまり、椎名シオンのヴォイドこそがマナの意識の半分。彼女のヴォイドの形が複数存在するのもマナの意識とスクルージの偽りの王の力の共鳴反応の産物です」
「違う.......あれは......あれは、シオンのヴォイドだ!!!」
「さっきも言いましたが怒鳴ったところで変わることなどありません。受け入れなさい、茨カイ。これが真実で、これが事実です。........そろそろ時間のようですね」
途轍もない爆発音に似た音のあとに今までにないくらいに右腕がうずき、羽虫どもがざわめきだす。
「楪いのりと椎名シオンをかてに我らのイブ......マナが目覚めた。さぁ、再び黙示録の始まりです」
「んなことさせねぇよ。俺が、集が、みんなが......お前らの野望を打ち砕く!!」
「それでは、おしゃべりはここまでにして決着をつけましょうか、茨カイ」
「はなからそのつもりだ。こい!!」
待ってろよ、シオン
お前を取り戻してみせるからな!!!
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