暁 〜小説投稿サイト〜
茨の王冠を抱く偽りの王
21.決戦
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
の女の子だ!!あいつは、苦しい時でも、周りを心配させないように無理やり笑顔を作ってた。そんなシオンが特別だって......あいつは普通の女の子だ!!」

「怒鳴ったところで変わることなどありません。彼女の正体は......ロストクリスマスの時に散りじりとなったマナの意識の半分が入り込んだヴォイドを持つもの」

「どういうことだ!?」

驚きを隠せない俺。

「つまり、椎名シオンのヴォイドこそがマナの意識の半分。彼女のヴォイドの形が複数存在するのもマナの意識とスクルージの偽りの王の力の共鳴反応の産物です」

「違う.......あれは......あれは、シオンのヴォイドだ!!!」

「さっきも言いましたが怒鳴ったところで変わることなどありません。受け入れなさい、茨カイ。これが真実で、これが事実です。........そろそろ時間のようですね」

途轍もない爆発音に似た音のあとに今までにないくらいに右腕がうずき、羽虫どもがざわめきだす。

「楪いのりと椎名シオンをかてに我らのイブ......マナが目覚めた。さぁ、再び黙示録の始まりです」

「んなことさせねぇよ。俺が、集が、みんなが......お前らの野望を打ち砕く!!」

「それでは、おしゃべりはここまでにして決着をつけましょうか、茨カイ」

「はなからそのつもりだ。こい!!」

待ってろよ、シオン
お前を取り戻してみせるからな!!!


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ