21.決戦
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「コピーがやられた!!」
地上に送り込んだ、ツグミのハンドスキャナーで作り出したコピーがやられたようだ。
『想定済です。ツグミ、今のでセキュリティの構造解析が充分だったはずです。.......やれますか』
『誰に言ってるの!私の本気はちょっとすごいよ!あった!ハルカママのバックドア』
ツグミのハッキングで地上のゴースト部隊が沈黙。
「颯太!」
目の前に現れる、巨大な扉を颯太のヴォイドで集が開ける。
「それじゃ、みんなここでお別れね。いっぱい連中の邪魔をして、みんなを安全に誘導するからね」
ここでツグミと四分儀さんたちとはお別れ。
「おう!」
「頼むよ、ツグミ」
「ちゃんといのりんとシオっち助けなよ。それでみんなでハッピーエンドだからね」
「絶対助けてくる.......絶対に」
「あれは?」
国連軍の兵士がキャンサー化が進むゴーストに襲われている。
集はすかさず、綾瀬のヴォイドを使用し、向かってく。
「まったく、あいつは」
ゴーストから伸びる触手に囚われる兵士を集が触手を掴み隙を作る。
「綾瀬、壊!!」
『任せて!!』
「おう!!」
綾瀬のエンドレイヴがゴーストを貫き、俺の戦輪でゴーストを消滅させる。
集が半キャンサー化する国連軍の兵士の手を掴む。
そして、集は..........国連軍のキャンサーを吸収し始めた。
『シュウ!もうやめて!!』
「これ以上は、お前の体が!!」
「いいんだ、綾瀬、壊」
『バカぁぁ!!』
「ツグミ、チェックポイント到着。次は.......ツグミ、どうした!!」
「セキュリティが復活してる」
「システムを奪還されましたね」
「どこだ、いのり、シオン」
「このままじゃ........」
小さな声がする。
それはかすれるような声でほぼ聞こえない。が、確かに誰かの歌がする。
「この歌は........シオンといのり?」
「壊も聞こえるんだね。いのりとシオンの歌が」
「どうしたんですか、彼らは。歌なんて」
「こっちだついて来て!!」
「みんな行くぞ!!」
待ってろ、シオン!!
もうすぐで.......たどり着くからな。
歌が聞こえる方に進んで行くと青緑色の光がはいる鉄の柱が無数に存在し、奥地にはモニターのようなものがある。
「......ここは」
「中央作戦司令室よ。ここからなら直接最上階に......あっ!」
ハルカさんの声が止まり、見ている方を見てみるとそこには、第二次ロストクリスマスの時にいた男がエレベーターで上へと上っていた。
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