暁 〜小説投稿サイト〜
異世界から戦女神の神殺しがやって来たようですよ?
セリカ・シルフィルと箱庭
[5/5]

[9] 最初 [2]次話
々ペストを貰うつもりだから、これぐらいは別に構わない。

「さて、じゃあジン。もう一つお仕事だ」

「え?」

「これをアクアにお前が与えろ」

「何ですか、これ?」

「秘密だ」

「はぁ…………」

不思議がりながらもジンは俺が与えた水をアクアに飲ませる。

『ふにゅうううううううぅぅっ!! ちっ、力が…………湧いてくるぅうっ!!!』

飲ませたのは生命の水。エリクサーと呼ばれている物だ。水の精霊にとってはブーストアイテムだろうと思ったが、かなり強力になったようだ。

「えっと、何を飲ましたの?」

「後で教えてやるから前もこれを飲め」

「はっ、はい…………かっ、身体が熱い…………」

「よし、アクアにも飲ませろ」

「うん」

飲んだのを確認した俺は王の財宝からフラガラッハを召喚する。

「ジン、アクアが飲んだのはエリクサー。お前が飲んだのはアムリタだ」

「え?」

「よかったな。これでお前は不死だ」

「ちょっ!!」

「そして、俺と黒ウサギで今からお前に訓練を施す。何、何度死んでも大丈夫だ。治癒術も使えるし、安心して死んでくれ」

「ちょっ!?」

「さぁ、楽しい訓練の始まりだ。お前は精霊使い。まずは避けて生き残る事だけを考えろ」

「ひっ、ひいぃいいいいぃいいいいぃぃぃっ!!!」

それから数年の間、ノーネームの本拠地にジン・ラッセルの悲鳴響き続けた。




[9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ