セリカ・シルフィルと箱庭
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だけです」
予想通りだな。これから頑張って再興しないとな。というか、セリカって…………まさか、そのままなのか?
「ジンは?」
「ジン君も無事です」
「そうか…………取りあえず、案内してくれ」
「分かりました」
さて、どうなる事やら。あっ、ちゃっかり刺さっていた剣は回収した。
黒ウサギに案内してもらいながら、ついでに自分の身体を確認しながら進む。剣の刀身で自分の姿を写したら、完全にセリカ・シルフィルだった。
「黒ウサギ」
「なんですか?」
「あれか?」
指差した先に子供達とジン・ラッセルが家の前に居た。
「はい、そうですよ」
「黒ウサギ…………セリカっ!! 大丈夫だった?」
「ああ。俺は大丈夫だ。ついでに記憶も戻ったからな。ギフトゲームだって参加出来るぞ」
「本当ですかっ!!」
「ああ。問題無いだろう取りあえず、これからどうするかだな。俺は魔王に借りを返すつもりだ。そして、世話になった仲間を助け出す。お前達はどうする?」
俺はジンと黒ウサギを見つめながら聞く。
「もちろん、黒ウサギは皆さんを助けたいと思っています。それはもう、本気でやり返したいとも思っています」
「僕もそうです。だから、僕達を導いてください」
「俺がか?」
「はい。セリカが一番年上ですから」
原作とは大分変わるだろうが…………これがセリカそのものの設定で身体なら女は必須だが…………まあ、なんとかなるか。
「まぁ、良いぞ」
「本当ですかっ!!」
「ああ。それじゃあ、明日から行動する。お前達は寝ていろ」
「はい…………」
皆が寝に行く。俺は一人でこの身体スペックを確認する。先ずは全力で動く。やはり、違和感が有るが、天賦の才の御蔭でだんだんと身体が馴染んで来る。
「落雷」
魔術・電撃を使って落雷を起こす。魔術の知識は有るので問題無いな。しかし、魔力消費が多い。ならば、性魔術もまだできないだろうから、聖杯を自身に叩き込んでおくか。これで魔力問題は改善できる。
「後は飛燕剣を試すか」
剣はダーインスレイヴを選択して呼び出して試して行く。訓練を開始して数時間が経過した。御蔭で身体スペックを確認した。というか、常に上昇しているのでまだまだ伸びるだろう。
「身体はいいみたいですね」
「ああ。御蔭さまでね。そうだ、黒ウサギ…………」
「なんですか?」
「俺は性魔術で肉体を維持しているんだ…………だから…………」
「嫌ですよっ!!」
「ちっ。なら、取りあえず水樹を手に入れるから…………いや、ギフトゲームでお前の身体を賭けるか?」
「セリカはさっきの動きからして、かなり強いですよね
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