追想〜情報屋の憂鬱〜
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アルゲードにある酒場。俺達はリリーナが依頼した『攻略組における殺人者ギルドへの内通者の調査、及びに捕縛』のためにある人物に協力を仰いでいた。その人物とは・・・・・・・
「よぉ、久しぶりだナ。レディを待たせるのはあまり感心しないゾ」
「・・・・・・・・相変わらずなようで何よりだ、無抵抗の俺を馬乗りでフルボッコにしたアルゴ姉さん?」
「そ、それはもう言わない約束だロ!」
途端に慌て始めたアルゴを眺めている内に、俺はある事を思い出した。
「そう言えば鴉君と鷹君はどうした?珍しく別行動だが」
彼らは二人共俺達と同じ依頼をした連中にこき使われてるようだ。やれやれ、もう少し弟子に対する心遣いと言う物が存在しないのだろうか?キリトと二人で彼らに黙祷を捧げ、彼女から必要な情報を買う。
「よしアルゴ、20k出そう。ある情報の買い取り、もしくは収集依頼だ。出来るな?」
「こりゃまた太っ腹だな。何が買いたいんダ?アスナとリリーナのスリーサイズ位なら網羅してるがナ」
「そいつはとても魅力的だが後にしよう。俺達が求める情報は・・・・・・・内通者は誰なのか、この一言に尽きる。いいだろう?」
「なるほド、言うと思ったヨ・・・・・・・よし、売るゼ、まずは触りから・・・・・・・」
彼女の言葉は、俺達を戦慄の底に叩き込んだ。
「殺人者ギルドに通じているのは攻略組ではなく・・・・・・・軍ダ」
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