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混沌の魔術師と天空の巫女
第3章 エドラス編
コードETD
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して、ギルドのみんなをエクスタリアにぶつける事?」

「え・・・何で?」

「コージがジェラールから聞いたそうよ。」

「そう・・・っ!お兄ちゃんは!?」

「ここだ・・・。」

ウェンディの言葉に俺は返事をする。

「お兄ちゃん!!大丈夫!!!」

ウェンディは俺の所へ来た。

「あの爺に魔力を奪われた・・・すまん・・・助けに来たつもりが・・・。」

「いいよ!それより早く、エクスボールを・・・」

「食べさせたよ。」

「え?そ、そうなの?」

「ナツさんはすぐに飲んだけど・・・お前は飲めなかったから・・・その・・・」

「?」

「口移しさせた・・・。」

「!?///////」

「悪かった・・・ぐっ!」

俺はその場に座り込んだ。

「くっそ・・・しばらくは動かない方がいいな・・・。」

「お兄ちゃん・・・。」

ウェンディが俺の側に来て手を握ってくれた。

「ありがとう、ウェンディ。」

「ううん。お礼は私だよ・・・ちゃんと助けに来てくれて、嬉しいよ。」

「そうか・・・。」

「おい、イチャついてる場合じゃねーよ。エクスタリアってどこにあるんだ?」

俺達の会話にグレイさんが割り込んでそう言った。

「空の上。」

「はぁ!?空の上!?」

ミントの言葉に驚くグレイさん。

「エドラスには空に浮いてる浮遊島があるの。みんなもいくつか見たでしょ?」

ルーシィさんの言葉にグレイさん以外の俺達は頷く。

「あれはエクスタリアの魔力で浮いているらしいわ。
 世界の魔力のバランスをとってるって本に書いてあった。」

魔水晶(ラクリマ)にされた中もその島の上にいるのか?」

「うん!あったよ!!」

「エクスタリアのすぐ近くに。」

「成程、王都中探しても見つからない訳だ。」

「今私達がいる王都上空にエクスタリア魔水晶(ラクリマ)が浮いているのよ。」

「その浮遊島に滅竜魔法を当てる事で加速させて、
 エクスタリアに激突させるのが王国軍の狙いなんです。」

「そして俺が説明した通りで、エクスタリアと妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔力を
 ぶつける事で融合させ、永遠の魔力を手に入れる、と奴らは考えている様だ。」

「何て奴らだ!!」

ドタドタドタドタドタドタドタドタドタ

「何だ?」

何か走って来る・・・?

「誰か来やがった!!」

「敵!!?」

しかし、現れたのは・・・

「あぁああああああああああああああああああ!!!!」

「ナツかよ!!!」

何かに脅えているかのように戻ってきたナツさんでした。

「エルザが2人いたーーーーーー!
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