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100年後の管理局
第八話 六課、誕生
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明してなかったな。」
ひさめの疑問に満ちた表情に、なるほどとグレイルは納得した。
そしてグレイルはひさめに説明を始める。
「ひさめはタイムパラドックスを知っているか?」
「そんくらいはまぁ………。」
「で、そのタイムパラドックスは次元世界にどれだけの影響を与えるのかが、いまだ分かっていないんだ。」
「しかも相手はかなり強力なロストロギアも狙ってるから、それを使われると一体何が起こるのかさっぱりわからないのよ。」
時間遡航の技術が時空管理局内部のみで外部に決して公開されなかった一番の理由が、そのタイムパラドックスにある。
タイムパラドックスは未来を知る者が過去を改変することで未来との矛盾が発生してしまうことである。
今現在、タイムパラドックスが発生した時に一体次元世界に何が起こるのか一切分かっていない。そのため時空管理局はこのライムパラドックスを何よりも警戒し、それを阻止するために新部隊の設立に至ったのである。
「だからその危険を排除するために、俺たち三人を新部隊に集めたんだな。」
「ほほー、なるほどなぁ。」、
今度こそ納得したと言えるような表情を見せるひさめ。
「それでひさめと誠也は新部隊の設立に賛成でいいのか?」
こうして正史管理第六課の設立が決定した。
























「あ、パフェ奢るの忘れんといてや。」
「頼んだわよー。」
「よろしく。」
「だが、誠也!てめーはだめだ!」

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