休暇は結局仕事になる…………orz
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だ」
「…………」
「フェイト・T・ハラオウン執務官、お前も道連れだ。付き合え。これは正式な命令だ。先程の魔法使用も不問としてやる」
自分の携帯端末から正式な命令として命令書を送る。
「でも、キャロを…………」
「そっちはうちの家族に担当させる。キャロもそれでいいな?」
「はっ、はい。私は大丈夫です。だから、フェイトさんも頑張ってください」
「う…………わかった。フェイト・T・ハラオウン執務官、命令を受諾します」
「あと、そこも逃げるなよ」
逃げ出そうとしていたランスター執務官を呼び止める。
「はぁ〜〜了解しました。では、これよりマリンガーデン建設予定地に向かいましょう。飛行許可は少将がお願いします」
「ああ。それじゃあ、フェイト・T・ハラオウン執務官も着替えて来てくれ」
「はい。キャロはどうしましょうか?」
「ここに迎えを呼ぶから大丈夫だ。帰りは管理局の方へ送るから迎えを頼む」
「分かりました。それじゃ、キャロ。またね」
「はい!」
俺達三人はバリアジャケットに身を包んで、マリンガーデン建設予定地に向かった。
「あっ、キャロのご飯代を…………」
「いらん。金は有るし、奢ってやるといったしな。そうだな、飯代として今回の仕事を手伝え」
「了解しました」
「俺にも何か奢ってくださいよ」
「なら、終わったら俺持ちで好きなだけ飲み食いして来い。俺は家族と一緒で付き合えないがな」
「悪い気がしますが…………」
「良いんじゃ無いですか? それに、休暇返上なんですから、それぐらいあっても良いかと。キャロちゃんと一緒に美味しいもの食べましょう。俺もお付き合いしますし。それに断る事の方が悪いですし…………少将は人使い荒いですから」
「失礼な。管理局の俺に対する仕事量から見たら、微々たるものだろうが」
「少将と同じにされたら廃人になりますって…………」
「そんなにすごいんですか?」
「「アレは死ねる」」
俺とランスター執務官はハモる。それほど凄いのだ。樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)が無ければどうしようも無い。
「御蔭でこちらは勝手に昇進して行ったがな。だから、遠慮はするな。金は使わないと経済が混迷する」
「それなら、わかりました」
「あっ、そうだった。二人で今年の古代遺物管理部の慰安旅行を計画してくれ。事件に関わった協力者の連中も呼ぶぞ。金は超えた分、こっちから出すから家族も呼べるよう派手な物を頼む」
「了解しやした」
「良いのかな〜〜?」
「あっ、そろそろ付きますよ。突入準備に入りましょう」
海面には調査船なのか、多数の船が停止している。
「そうだな。俺は余
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