暁 〜小説投稿サイト〜
紫天の主は管理局の少将
休暇は結局仕事になる…………orz
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
だ」

「…………」

「フェイト・T・ハラオウン執務官、お前も道連れだ。付き合え。これは正式な命令だ。先程の魔法使用も不問としてやる」

自分の携帯端末から正式な命令として命令書を送る。

「でも、キャロを…………」

「そっちはうちの家族に担当させる。キャロもそれでいいな?」

「はっ、はい。私は大丈夫です。だから、フェイトさんも頑張ってください」

「う…………わかった。フェイト・T・ハラオウン執務官、命令を受諾します」

「あと、そこも逃げるなよ」

逃げ出そうとしていたランスター執務官を呼び止める。

「はぁ〜〜了解しました。では、これよりマリンガーデン建設予定地に向かいましょう。飛行許可は少将がお願いします」

「ああ。それじゃあ、フェイト・T・ハラオウン執務官も着替えて来てくれ」

「はい。キャロはどうしましょうか?」

「ここに迎えを呼ぶから大丈夫だ。帰りは管理局の方へ送るから迎えを頼む」

「分かりました。それじゃ、キャロ。またね」

「はい!」

俺達三人はバリアジャケットに身を包んで、マリンガーデン建設予定地に向かった。

「あっ、キャロのご飯代を…………」

「いらん。金は有るし、奢ってやるといったしな。そうだな、飯代として今回の仕事を手伝え」

「了解しました」

「俺にも何か奢ってくださいよ」

「なら、終わったら俺持ちで好きなだけ飲み食いして来い。俺は家族と一緒で付き合えないがな」

「悪い気がしますが…………」

「良いんじゃ無いですか? それに、休暇返上なんですから、それぐらいあっても良いかと。キャロちゃんと一緒に美味しいもの食べましょう。俺もお付き合いしますし。それに断る事の方が悪いですし…………少将は人使い荒いですから」

「失礼な。管理局の俺に対する仕事量から見たら、微々たるものだろうが」

「少将と同じにされたら廃人になりますって…………」

「そんなにすごいんですか?」

「「アレは死ねる」」

俺とランスター執務官はハモる。それほど凄いのだ。樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)が無ければどうしようも無い。

「御蔭でこちらは勝手に昇進して行ったがな。だから、遠慮はするな。金は使わないと経済が混迷する」

「それなら、わかりました」

「あっ、そうだった。二人で今年の古代遺物管理部の慰安旅行を計画してくれ。事件に関わった協力者の連中も呼ぶぞ。金は超えた分、こっちから出すから家族も呼べるよう派手な物を頼む」

「了解しやした」

「良いのかな〜〜?」

「あっ、そろそろ付きますよ。突入準備に入りましょう」

海面には調査船なのか、多数の船が停止している。

「そうだな。俺は余
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ