転生
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ることになる。だから家に引きこもっても無駄だ」
「…………へ?」
なんとデメリットの一つがまさかの原作介入だった。むしろ殆どのオリ主達からすればメリットでしかない。何もしなくても原作が向こうから来てくれるのだ。
(デメリット……なのかこれ? もっとこう……寿命が縮むとか、そういうのじゃないの?)
「別に良くね? 俺達神はお前らが好き勝手やるのを見て楽しむんだから」
「なるほど。つまり産まれてから死ぬまでずっと見られてるってことですか?」
「ずっと見てるわけじゃないから安心しろ。そして二つ目のデメリットだが、俺達……というより最高神様が飽きるまでひたすら転生してもらう。これで説明は終了だ。残り時間は三十秒だ。どうするよ」
もはやデメリットですらないと彼は思った。未知の世界に一度ならず二度、三度と行けるのだ。もはや転生しない手などない。
だが、彼には気掛かりなことがあと一つあった。
「ありがとうございます。それと、最後にどうしても聞きたいことがあります」
「まだあんのかよ。今度は何だ?」
「大丈夫です。すぐ終わりますから」
そう言って彼は一度大きく深呼吸をした。この質問の回答で彼が転生をするかしないかを決める程重要なのだ。
そして、神様である黒い球体を真っ直ぐ見据えてこう言い放った。
「俺が転生する世界は、戦闘物と日常物のどっちですか?」
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