スーパーロボット大戦OGs
0114話
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して5分も経たないうちに、既に周囲の宙域にはアインストが転移してきており激しい戦闘になっていた。
後方ではシロガネが量産型Wの指揮を執りつつ、アインストの集中している場所へと連装衝撃砲を叩き込んでいる。
「よお。頑張ってるな」
そんな俺達に声を掛けてきたのは、グレイターキン。つまりはメキボスだ。近くにはアルバトロス級の姿も見える。
「このクソ忙しい時にお出かけとは随分と余裕だな……はぁっっっっ!」
アダマン・ハルパーを起動させ、大鎌でアインストグリートの蔦を叩き斬る。同時に胸部装甲を展開、ファイア・ダガーでトドメを刺す。
「そう言うなよ。月を失った責任を取れと言われてな。これからヒリュウ改とクロガネに攻撃を仕掛けにいくんだからな。メガ・ビームバスターッ!」
こちらの質問に答えつつ、行きがけの駄賃とばかりにアインストを何機か纏めて消滅させる。
「そうか。精々気をつけるんだな。奴等は強い」
こちらへと近寄ってくるアインストクノッヘンへとビームガトリング砲を撃ち込み、骨ごとバラバラにしてやる。
「そうだな。確かに俺達は地球人に対する評価を誤っていたかも知れないな。お前の戦闘力を見ると、改めてそう感じずにはいられないよ」
「負けてもせめて死ぬ事なく帰ってくるんだな。インスペクターを首になってもお前くらいの腕があるのなら俺達が雇ってやるよ」
「へっ、言ってろ。逆に俺がお前達を雇ってやるよ」
「じゃあな」
「ああ」
短く挨拶を交わし、アルバトロス級へと戻っていく。
「っと、言い忘れてた。今度一緒に酒でも飲もうや」
「……俺は下戸でな。お茶でよければ付き合おう」
転生して初めて酒を飲んだ時の事を思い出すと、どうしてもアルコールの摂取は遠慮しておきたい。あの時は俺の秘密を知ったのがレモンで、最終的にはそれを許容して付き合う事になったからいいものの、二度とあんな醜態は御免だ。
「はっ、下戸かよ。まぁ、それでもいいさ。約束したぜ、忘れるなよ!」
今度こそ通信を終了し、艦へと戻っていく。
原作通りならメキボスはここでは死なない。だが、最終的には弟のウェンドロに撃墜されるはめになる。……第3次スパロボ準拠なら生き残るだろうが、あいにくここはOGsの世界で、俺はOG外伝までしか知らない。故にここでの別れが最後の別れになると思っておいた方がいいだろう。
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