第四章、その6の3:一線 ※エロ注意
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、分かりました。では、御言葉に甘えて・・・」
背徳の罪を問われぬ事に歓喜した慧卓は、再び己の陰部をアリッサの太腿に当てて這わせる。視線を感じるためか先程よりもゆったりとした動きであるが、それでも淫猥な行為である事に変わりなく、アリッサは彼の先端から毀れる透明な液体を眺めていた。
(わぁ・・・本当に、何か出てる・・・)
肌に当てられた亀頭の感触、そして塗りつけられる汁の熱っぽさ。まるで病原菌か何かのように亀頭が摩る部分から熱が伝播し、膝から腰部にかけて奇妙な事に、アリッサは火照っていくのを感じた。慧卓の行為を受け止めてしまったためか太腿に意識が集中してしまい、肢体の間にむず痒いような思いが溜まっていく。
荒げた息を出しながら、慧卓は邪な考えを口走った。
「あ、アリッサさん・・・」
「な、なんだ・・・」
「・・・その、手でやってもらってもいいですか?」
「えっ!?」
アリッサは半ば虚ろとなりかけた彼の瞳を見遣り、そして彼の一物を見詰める。一見華奢にも見えるが、何れは女体を突き刺す赤く膨れ上がったそれを。
(私を想って、ああなったんだよな・・・)
アリッサはそっと上半身を起こす。肩までの茶髪は汗によって細い束となり、額や首筋にくっついていた。彼女はおずおずとした様子で手を差し伸べると、しとどに濡れてしまった彼の陰茎、その先端に指先を乗せた。
「っっっぁぁ・・・アリッサさん・・・!」
少し泣きが入った声にアリッサは驚いて、慧卓を見返した。
「ど、どうした?」
「い、いえ・・・ちょっと、感動しただけです・・・。アリッサさんにしてもらえるなんて・・・嬉しくって」
「・・・そ、そうか・・・」
小さく雷が鳴って部屋が照らされた。羞恥に赤らんだ彼女の表情に慧卓は見蕩れ、男根に感じる刺激に目をぴくりとさせた。繊細な女性の指先が亀頭を撫でて、丁度尿や精子が出される場所に爪が当たってしまうと、ぴくりと陰茎が跳ねてしまった。
「・・・可愛いな、こいつ」
赤く腫れたその部分を指の腹で弄び、ほんの僅かに尿が混じった透明な精液が彼女の爪や肌に付着する。円を描くように撫でられた時が慧卓が最も感じてしまった時であり、背筋が震えてしまうほどであった。乱暴さ交じりの自慰など、最早やってられないと思うほどの快感。じっくりと丁寧に解される事により、肉槍の熱はどんどのと溜まっていく。
つんとした臭いがアリッサの鼻を掠めた。性欲に滾る雄のものだと理解するのに幾秒も掛からず、更なる羞恥が彼女を襲った。気になる男に興奮してもらえるというのは、今この状況においては、彼女にとって胸の鼓動が早くなる材料に過ぎない。慧卓の淫らさが伝染したのか、アリッサの指は亀頭から降りていき、竿の部分を掴んでしまった。
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