本戦前
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、聞きたいのは今回初めて本戦に出てきたプレイヤー、かな。前回出ていたプレイヤーはまず死銃じゃないからある程度は絞り込みたい」
「そうね……」
シノンはメニューウィンドウを開き、選手三十人の名前を列挙したページを開くと他人にも見えるモードに変え、肩を寄せてこちらにも見えるようにした
髪の毛が頬に当たってるんですけど
あっちは気付いてないみたいだけど
「ん……リンを含めると五人かな」
「案外少ないな」
「BoBも三回目だからね」
近くで見るとシノンのアバターって可愛いな……。っと真面目な話の最中だった
「と。それに。あとは……これはかな?」
【Sterben】そこにはそう書かれていた
「ステルベン……」
俺の呟き。それは小さく聞き逃しても仕方ないぐらいの音量だったがシノンにはちゃんと聞こえていたようだ
「ステルベン?読めるの?」
「ああ……。それはドイツ語だ」
俺は目の前に運ばれてきた琥珀色の飲み物で喉を湿らせる。そして
「医療用語で意味は……【死】だ」
「死……」
「そいつが死銃なのか?」
「わからない。が、可能性が高いのは事実だ」
しばらく沈黙が走る。各自無言で飲み物を飲んだ
「死銃ってなんで殺人を犯すのかな……」
しばらくしてポツリとシノンがつぶやいた
「だってそうでしょ?例え敵対しているギルドに属している人同士でも広域で捉えれば同じゲームで遊ぶ仲間じゃない……」
「生死を賭けた戦いに飢えているからだと思う」
今は無き鉄の城。あの世界を経て俺もキリトもアスナも変わっただろう
それがどちらに転んでいるかはわからないが
「なによそれ?」
「すまん、これ以上は言えない」
言えるわけがない。あの鉄の城であったことは
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