本戦前
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"はそういう仕様なんでね
「それはそうとよくここがわかったな」
「結構注目を浴びてるわよ」
ほら、と言われて初めて周りを見回した。すごい数のプレイヤーがこちらをチラチラ見ている
「ふむ……でも寄って来ないな」
なんか恐がられてる気がする
「あなたは本戦に残ったのよ?しかもそこそこに有名な私を倒して、ね」
気が強い女子と見られているのか。近づくと噛まれるみたいな
「ちなみに一番の要因はキリトを倒したからだと思う」
「なんでだ?別にキリトは有名じゃないだろ」
コンバートしたばかりで顔見知りもほとんどいないしな。強いて言うなら最初に話しかけてきたアバターアカウント商人ぐらいか
「それがそうでも無いのよ」
シノンはため息をつきながら地面に転がっているキリトを見た
「"銃ではなく好き好んで剣を使う肉食系女子"それがキリト」
「うわ……」
まあ、中・遠距離の銃がはびこってる中で超近距離の剣で勝つなんて常識じゃあり得ないよな
「そしてそのキリトに超近接戦闘を挑んで勝利した二丁拳銃。有名になるなという方が無理じゃないかな」
「まあ、視線には慣れてるからいいけどな。……そろそろキリト起きろや」
震脚を打ち込むとうめき声をあげるキリト。起きないともう一度いくぞ?
「容赦ないわね」
「長い付き合いだからな」
キリトのことなら大抵のことを知ってる気がするな。ストーカーとかじゃないから勘違いするなよ
「それよりもまだ時間あるだろ」
「うん。今日はちょっと余裕を持って入ったからね」
「ならよし。ちょっと情報交換しないか」
「……本当なら断るんだけど。いいわ。行きましょ」
キリト……起きないな。仕方ない。担いで行ってやるか
「シノン。首がいいか足がいいかどっちがいい?」
「え?足かな」
「了解」
キリトの足を掴む
「さあ、行こうか」
俺はキリトの足を持っている。すると必然的にキリトの頭は地面に引き摺られることになる
「ねぇ……。彼、大丈夫なの?」
「ギャグ回だから大丈夫だろ」
まあ、どうせ現実世界じゃないからな。地面を引き摺られても髪を引っ張られた、程度の感覚しかないんじゃないかな
シノンの行きつけの店というNPCが経営する酒場に入る。今の時間から入ってる人は少ないのかほとんど人がいなかった
「シノン、ちょっと聞きたいんだが前回の大会は出てたんだよな?」
適当に飲み物を頼んでから俺はシノンにたずねた
「ええ。順位はあんまりよくなかったけど」
それは本戦に行けなかった連中に喧嘩を売っているのだが気付いているのか?
「まあ
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