原作前
第一章 大戦期
第六話
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「ここか」
最後の通信があった場所に到着するとそこには大きな神殿があった。
「隠れるにはうってつけの建物だな。見つかる前にさっさと探すか」
上空を旋回している天界竜を睨みながら神殿に足を踏み入れた。
「お〜い、だれかいないのか。救援にきたぞ〜」
神殿の中央にさしかかったところで声をあげてみる。
すると、ちらほらと人影が見え始めた。
「ほ、本当に救援なのか?」
この部隊の隊長らしき悪魔が恐る恐る聞いてきた。
俺は悪魔の翼をだし自分が悪魔であることを証明する。
「これで信じてもらえたか?」
「ああ、すまなかった。しかし救援が一人とは」
「それについてはすまない本隊も撤退を始めていてな。あまり大きな部隊は割けなかったんだ。とりあえずヒッコリー基地まで撤退することになっている。俺たちも向かおう」
「しかし、外には天界竜がいて迂闊に外にでればたちまち全滅してしまうぞ」
「そのために俺がいる。俺が天界竜の注意を引き付けるからそのうちにお前たちはヒッコリー基地を目指してくれ」
「そ、それは危険すぎる!! たった一人で天界竜と戦おうなんて!?」
「確かに、ふつうはそうだろうな。だが」
そういいながら俺はガンダム7号機を起動させる。
「これでも、そういえるか?」
その場にいたすべての悪魔たちが息をのんだ。
「め、冥界の白い悪魔……ガンダム!?」
「そうだ、これならば心配ないだろう?」
「確かにソイツなら天界竜一匹ぐらい簡単だろうな。よしわかったアンタを信じさせてもらう」
「話がはやくてたすかるよ。それじゃあお前たち戦闘が始まったらすぐにヒッコリー基地にむかってくれ」
「了解した」
ガンダム7号機をフルアーマーにし神殿の壁をぶち破り外に出る。
空を見上げると天界竜もこちらをみつけたようだ。
俺は背部長距離ビームキャノンを天界竜は光のブレスをそれぞれ同時に放ち、ビームとブレスは互いにぶつかりあたりに激しい閃光がおこる。
「グガァァァァーーーーーーー!?」
予想だにしなかったであろう閃光をうけた天界竜は空中にとどまっているが、どうやら一時的に失明しているらしい。
通常であれば俺も失明していただろう。
しかし、
「モビルスーツの対閃光防御をなめるなっ!!」
ビーム兵器の使用を考慮されているモビルスーツは非常に優秀な対閃光防御システムを搭載しているため失明を防ぐことができた。
さきほどより威力は低いが再度ビームキャノンを放ち、天界竜に直撃する。
目が見えずいきなりの攻撃によって天界竜は地に落ちた。
「グルルルルル、ゴガァァァァァーーーーーーー!!!!」
かろうじて目が見えるようになった天界竜はこちらを睨みつけ威嚇をする。
「空に逃げられるとやっかいだからな」
ビームライフルで翼膜を撃ちぬき天界
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