原作前
第一章 大戦期
第五話
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ですか!?」
「最後の通信から判断すると天界竜は単体のようだ」
「しかし、支援部隊では天界竜相手では既に全滅してしまっているのでは?」
アジュカが疑問をくちにする。
天界竜の光のブレスは強力で並みの悪魔は一瞬で消滅してしまうため、支援部隊の全滅の確立は非常に高い。
「最後の通信された場所は神殿などが多くある地点でありその神殿内に彼らは立てこもっているらしい。天界竜は陸上戦を苦手とするから、彼らが生存している可能性は十分にある」
なるほど、天界竜の得意戦法は空中からのブレス攻撃であり地上戦では動きが遅くさほどの脅威にはならないからな。戦場に投入されている天界竜はすべて天使たちにしつけられているから、自分から神殿などを破壊しようとしないらしいし。
「俺が行こう」
「鏡夜!?」
「アジュカ、俺の能力は遊撃向きだ。それに、本隊の撤退支援はお前の能力のほうがむいている。互いに得意な任務のほうが生存率も高い」
「まったくお前は、無茶ばかりするな」
「無理、無茶、無謀はハルファス家の家訓でね。本隊のほうは頼んだぞ」
「ああ任せてくれ」
「ではこれより、天界からの撤退戦を開始する。撤退ルートはポイントβを経由しヒッコリー前線基地を目指す。ポイントβで他の部隊と合流する。合流できなかった部隊は独自にヒッコリー基地を目指せ」
「司令、俺は支援部隊救援後、そのままヒッコリー基地を目指します」
「ああ、くれぐれも命を無駄にするなよ」
「了解」
こうしてブリティッシュ作戦撤退戦が始まった。
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