暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第06話「男子特別優良枠」
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の!」
ケイン(?)
「なんだ?」
一夏
「どうしてここにいるんですか?」
ケイン(?)
「そりゃー、飯を食いにだろう」
一夏
「あ、いやそうじゃなくて、えっと…、どうして男がここに……」
ケイン(?)
「は?」
何言ってんのコイツみたいな顔をされた。
キョーヤ(?)
「もしかして知らないんじゃない?」
ケイン
「ああ、なるほど」
眼の前の二人は何やら納得顔だけど、何を納得してるんだ?
箒
「はぁ…そんなことも知らずにここに来たのか一夏。IS学園は数年前から男子特別優良枠を設けているのだ」
一夏
「だ、男子特別優良枠?」
【男子特別優良枠】
IS技術を学生時代から現場に触れて学ばせる制度。
受験対象者は各校・企業から選ばれた1名のみで、入学枠は正解率95%以上を満たした上位10名まで。
最終試験終了後、その上位10名は秘密裏に日常生活を観察され、問題ないとされた者のみが学園に入学できるのだ。
入学後は男女混合の筆記試験で15位以内を維持するか、一定の技術試験をこなさなけらばならない等といった制限もある。
そ、そうだったのか…全く知らなかった。
…ん? という事は……
一夏
「も、もしかして、他にも男子は!」
キョーヤ(?)
「ああ、いるぞ」
ケイン(?)
「3年は俺を含めて3人、2年は4人、1年は3人だったかな…」
Ma zi de!?
男が俺以外にもいる…。
それを聞いただけで不安で押しつぶれそうだった俺の心は大分癒された…。
けど…、
一夏
「何で今まで見かけなかったんだ?」
キョーヤ(?)
「理由は体験した自分が良くわかってるんじゃない?」
なるほど、動くに動けなかったのか…
ん? だとしたら隣のキョーヤって呼ばれてる人は何年生なんだろう?
やっぱ、同じく3年生なのかな…
一夏
「あの――」
???
「あ〜、きょ〜ちゃんにケイ君だ〜」
俺が目の前の男性に質問しようとしたとき、妙に間延びした声に遮られた。
キョーヤ(?)
「はぁ〜い本音」
ケイン(?)
「久し振り♪」
???⇒本音
「久しぶり〜♪」
キョーヤ(?)&ケイン(?)&本音
「「「イェーイ♪」」」
突然現れた袖の長い制服を着た小柄の少女は、俺の前の席に座っている二人に声をかけたと思いきや三人でハイタッチを始める。
一緒に付いてきたであろう女性二人は置いてけぼりを喰らっているがいいのだろうか…ってあれ? そういえばこの子どっかで見たような気が…
女生徒A
「え、本音知り合い?」
女生徒B
「誰々?」
本音
「ん〜とね、きょ〜ちゃんとケイ君だよ〜」
女生徒A・女生徒B
「「いや、わからないわよ」」
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