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インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第06話「男子特別優良枠」
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<食堂>
一夏
「なぁ、悪かったって……」
箒
「……別に、怒ってなどいない」
一夏
「そうは言ってるが顔が不機嫌だぞ」
箒
「生まれつきだ」
一夏
「…はぁ……」
どうも、一夏です。
山田先生にいわれた部屋に入り、部屋の豪華さに驚いているとバスタオル一枚の箒と再会した。
急いで廊下に逃げ出したら木刀で扉を穴だらけにされ、騒ぎを聞きつけた女子に囲まれそうになったところで、部屋にとんぼ返り。
既に着替え終えた箒に事情を話して、お互いのルールを決めたとろこで夕飯をまだ食べていない事を思い出し、二人で食堂に向かい現在に至るのだ。
一夏
「なぁ、箒…」
箒
「な、名前で呼ぶな!」
一夏
「……篠ノ之さん」
箒
「…っ」
一夏
「…はぁ……」
名前で呼ぶなと言われたから名字で呼んだのに睨まれるって
いったい、どうすりゃいいんだよ…。
隣からは一向に機嫌を直さない幼馴染。
遠くから殆ど常に聞こえてくる女子のヒソヒソ声。
どうにかならないのだろうか……。
一夏
「はぁ…」
???A
「相席失礼するよ」
一夏
「あ、はいどうぞ」
憂鬱な気分に浸っていると、目の前の机に人影ができた。
誰だろうか、いや、この状況を打破できるのなら誰でもいい。
返事をして視線を声の主へと向ける。
そこには、栗色の長髪を赤いヘアゴムで束ねた綺麗な
女性
(
人
)
がいた。
透きとおった綺麗な肌に宝石を連想するような翡翠の瞳。
スラリとした体系で背はたぶん俺より高いのだろう。
その整った容姿に思わず見惚れてしまった。
???A
「…何?」
一夏
「えっ、あ、何でもないです!」
???A
「…そうか」
箒
「ムッ…」
やべっ、じっと見てたのバレタって、イテテッ!? なぜ俺の足を抓るんだ箒!!
???B
「お〜いキョーヤ!」
???A→キョーヤ(?)
「ああ、こっちだケイン」
箒に足を抓られていると、またもや人が現れた。
眼の前の綺麗な
女性
(
人
)
の友人だろうか?
そう思い視線をそちらへ向けると、今度は思考が固まった。
なぜならそこに、“IS学園の制服を着た男”がいたからだ。
キョーヤ(?)
「遅かったな」
ケイン
「そういうなら自分で食器を持てよ」
キョーヤ(?)
「それはジャンケンで負けたケインが悪い」
ケイン
「ちぇっ……」
眼の前のこの男性は一体誰なんだ? 目の前の綺麗な
女性
(
人
)
とかなり親しげに話してるみたいだから友人、もしくは恋人?
ってそれよりなんで俺以外に男がここにいるんだ?
ISは女性にしか動かせなくて、ここはIS技術を学ぶ学園なんだから俺以外は女性のはずじゃ…
一夏
「あ、あ
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