練習は大事ですよ?
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拳銃の弾丸よりも遅いぞ?
ちなみに俺は現実で親父に連れられてハワイで銃を撃ったことがあるし、刀で斬ったこともある。
別に俺が撃ってくれっていったわけじゃなくてただ単に強盗に撃たれたのを手に持ってた護身用の仕込み刀で斬ったあと峰うちで犯人を取り押さえただけだ。
まぁ仕込み刀を警察とかに見られたくなかったから逃げたが、何も言われなかったのでいいだろう。
「いくぞっ!」
キリトにもスイッチがはいったみたいだ。
迎え撃ってやろう。
ある程度斬っているとキリトの持つ石の残量が少なくなってきたから俺は大太刀を鞘に納めてすべて見切り、避ける。
瞬動を一瞬、一歩二歩の間で使い加速していく。
加速していくなかで俺の視認速度も速くなっていくようで石がどんどん止まって見えてきだす。
「もう石がない」
もう終わりか。
「んーありがとうキリト君。
いい練習になったよ」
久しぶりにこんなに早く動いた気がする。
「なんか俺自信なくすんだけど…」
ゲームの中でしか戦ったことのない人には負けてあげません。
「あははー刀を握っている経験が違うの」
「まぁ俺の投擲スキルのスキル値もあがるから文句はないんだが…
なんか悔しい」
さてっと。
「サチさんもそこから出てきて―
もう大丈夫だからー」
俺たちの練習を途中から見ていたサチに俺は声をかけた。
そして逃げ出す。
(なぜ逃げるし)
そして
「きゃっ」
転んだ。
転んだところにキリトが近づいて手を差し伸べる。
「大丈夫?」
「あ、ありがとう」
うん。
顔を赤らめているし。
これは落ちたな。
*
「じゃぁまずサチさんは目の前に攻撃が来ても目を閉じない練習から始めようか。
そうだなぁー
キリトさん。
サチさんに当たらないようにソードスキルをお願いします」
この二人は近づけておいてやろう。
楽しそうだ。
「なんで俺が?」
「いや…まぁお願いします」
理由が思いつかなかった。
サチとキリトが訓練を始めると宿の方から黒猫団の人たちが起きてきた。
「ユウちゃん早いねー」
「えぇ。
朝の空気が好きなんで」
このSAOの中じゃ変わらないけど、気分だよ気分。
「サチはもう始めてるのか」
「結構筋がいいかもしれませんよ」
俺はまだ怖々として目を閉じかけているサチを見ながら言う。
まださっき始めたばかりなのに目をあけようと努力しているのはいいことだ。
俺なんか迫りくる木刀に慣れるのに1週間はかかった。
この調子だとサチは今日中に目を開けていられるようにはなるだろう。
やはりSAOの中で後衛でも戦いながらこ
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