スーパーロボット大戦OGs
0113話
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て、地上であった事だが……そうだな、まず最初にラウル達がこちらへと転移してきた」
「ラウル達が!?」
俺のその言葉に驚きの声を上げるレモン。ヴィンデルも声こそ上げていないが、その表情は驚きに染まっている。
「アクセル、そのラウルと言うのは?」
ただ一人、こちらで俺達の仲間になったリーだけが尋ねてくる。
「簡単に言えば、あちらの世界で俺達と関わりのあった連中だな。時流エンジンという、一種の永久機関を動力源とした人型兵器を開発していた」
「時流エンジン? それは確か……」
「ああ。俺のグロウセイヴァーに使われている奴だな。あれはラウル達……正確に言えばその中心メンバーの父親から譲られたものだ。それをレモンがカスタムして俺の機体に搭載した」
リーへの説明を黙って聞いていたヴィンデルが口を開く。
「それで、エクサランスは?」
「アインストに襲われている所に出くわしてな。その後に戦闘になったんだがW17とヘリオスが応援に来て持って行った」
ヴィンデルの眉がピクリと動く。
「アクセル、お前はあの時流エンジンがただの永久機関ではない事を理解しているだろうに。何故わざわざ奴等に渡した?」
「エクサランスがもう1つのシステムXNになりえるというのは理解しているさ。だが、あれはあまりに不安定すぎる。それにあちらの世界では得体の知れない化け物相手に干渉されて外部からの操作で暴走していた。そんな危険なものを持ってくるのはちょっと遠慮したいな。……時流エンジンを搭載している機体に乗っている俺が言っても説得力が無いかも知れないが」
そう。デュミナスにより時流エンジンを外部から操作されるというのは、兵器として大きな欠点だ。あちらのテスラ研近辺でデュミナスと遭遇した時は、幸い時流エンジンを停止していたからこちらに被害はなかったから良かったものの、あれはあの場所にデュミナスが出現すると原作知識で知ってたからこそ出来た行動だ。次があればどうなるかは分からない。
「ヘリオスを捕らえる事は不可能だったのか?」
「そうだな。今考えれば可能だったかも知れない。だが、こちらの戦力は俺一人。対してあちらからは応援が来る可能性があった。さすがに連中を相手に俺一人でやり合うというのはちょっときついからな。奴等は以前よりも随分と腕を上げてきているし」
「……まぁ、いい。それで他には?」
溜息を吐いてヴィンデルが先を促す。取りあえずラウル達に関してはOKだな。
「アースクレイドルが落ちた」
「……そうか」
「W15は?」
「ゼンガーと戦ったが、負けた。だが、自我を確立させて満足して逝ったらしい」
「そう……」
悲しげに目を伏せるレモン。やはりレモンにとってWナンバーズは我が子同然なのだろう。
「
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