スーパーロボット大戦OGs
0113話
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6、まずはフルバーストで数を減らす。全機俺より前に出ないように徹底しろ」
「了解しました」
エキドナの返事を聞きながら、ビームガトリング砲、リニアレールガン、ランツェ・カノーネの砲門を展開する。
両手にはガン・レイピアとハルバート・ランチャー。
全28機のファントムも、T-LINKシステムに従い、俺の後ろで浮遊している。
こちらの機体を確認した植物型、遠距離型のアインストグリード以外の3種類が接近してくる。
徐々に近づいてくる30匹以上のアインストを見ながらも、俺の心は酷く落ち着いていた。考えてみれば、今まで戦ってきた相手はあのハガネやヒリュウ改の連中なのだ。そいつらに比べればアインストは数だけは多いが、質は大したものでもない。
「全機、俺のフルバーストが終了したらアインストの数はかなり減っている筈だ。敵はアインストだから混乱はしないだろうが、一度の射撃で大量に倒されれば包囲網にも自然と穴が空く。その隙を逃さずに殲滅しろ」
エルアインスや量産型アシュセイヴァー、量産型ゲシュペンストMk-U、ガーリオンやコスモリオンに乗っている量産型Wや数少ない人のパイロットから了解の返事を貰う。
「さて、準備はいいな化け物共。T-LINKシステムフルコンタクト、時流エンジンフルドライブ……集中・直撃・努力……フルバースト!」
その台詞と共に、次の瞬間には射撃の嵐とでも呼ぶべき惨状が広がる。クロノスから伸びた4門の砲門から途切れる事なく発射されるビーム弾に弾丸。両手に持っているガン・レイピアとハルバート・ランチャーから放たれるビーム弾や光線。胸の胸部装甲から発射されるファイア・ダガー。そしてレーザーブレードを展開し、獣の狩りの如くその牙を獲物に突き立てんとする28機のファントム。
骨が砕かれ、鎧が貫通され、装甲が削り取られる。そして次の瞬間には爆発が巻き起こり、周囲の味方機共々消し飛んでいく。既にそこにあるのは戦いというものではなく一方的な蹂躙だった。
数分後、射撃の嵐が止んだ後には既に残っているアインストは20匹にも満たない。そしてその20匹にしても多かれ少なかれダメージを受けており、中には身体の3割が削られているアインストクノッヘンなんてものもいる。
「……よし。全機、狩りつくせ!」
俺の命令に従い、既に半死半生と言っても過言ではないアインストに向かい味方機が攻撃を開始する。
その様子を眺めている俺に、エキドナからの通信が入る。
「隊長、お見事でした。以前と比べてもさらに腕が上がったようですね」
「さすがに戦闘を繰り返していれば嫌でも腕は上がる。それよりもここで俺達が襲われたという事は、この先にもアインストが待ち構えている可能性がある。油断するなよ」
「はっ! 了解しました」
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