剣士たちの日常
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第五十層アルゲート
煩雑という言葉が一番しっくりくるこの街に二つの人影がある
一人は青空の色をそのまま映したような薄青の髪と瞳を持つ青年で
龍の刺繍が入った群青色のロングコートを着ていて腰には刀が一振りささっている
もう一人は黒髪を肩でそろえた女性で黒いローブを着ている
「あのさ、サチ…そんな怖がらなくても…」
サチと呼ばれた女性はビクゥ!!と肩を震わせ声をかけた青年の方を向いた
「だってアイス、こんな人いっぱい居るところリアルでも行ったことないんだもん」
と青年の服の袖をつかみ、縮こまりながら言っている
アイスと呼ばれた青年は本気でおびえているサチを笑みを浮かべて見ながら
「大丈夫だよ、もうそろそろ…あ、着いた」
そんなこんなしているうちに友人が営む雑貨屋についた。
だが中ではちょっとした修羅場がくりひろげられているみたいだった。
急に止まったアイスを困惑した表情で見ているサチに「大丈夫」と声をかけ
近くにあったベンチに腰かけ、おしゃべりしながら時間をつぶした
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