スーパーロボット大戦OGs
0112話
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だが。
他には、量産型ゲシュペンストMk-Uやエルアインスを率いているが、あの機体に乗っているのは恐らく量産型Wだろう。そしてベルゲルミルも2機確認できる。あのフェフがマシンナリー・チルドレンのオリジネイターであるウルズを戦場に出すとは思えないので、スリサズとアンサズか。
アラドとゼオラが乗っていると思われるビルトファルケンとビルトビルガー、そしてアルブレードの3機と激しい戦いを繰り広げている。あのアルブレード、動きに見覚えがある。恐らくパイロットはオウカ。
ゲイム・システムに関する調整を受けていない為に健康状態にも問題が無く、十分戦力として活躍しているようだ。
そして、アウセンザイターとR-2パワードがジガンスパーダと激しい砲撃戦を繰り広げている。
それを確認し、グロウセイヴァーはASRSで姿を隠したままコックピットから降り、流れ弾に当たらないように物陰に隠れる。
そのまま空間倉庫からスライムを糸のように細い状態にしてから床の上を進めていく。目標は砲撃戦を行っているジガンスパーダだ。
この場にいる全ての者に俺がここにいる事を気が付かれる訳にはいかないので、スライムの移動は慎重に行う。ジガンスパーダとの距離が半分程まで進めた時だろうか。ベルゲルミルの2機がアラド達によって撃墜されたのが見えた。自分達のオリジナルであるアラドを執拗に狙った結果が返り討ち、か。
ここから見る限り、3機とも損傷自体はしているが、動けない程のダメージを受けている訳ではないようだ。その事に安心しつつも、アーチボルドの乗るジガンスパーダとの距離を徐々に、徐々に詰めていく。
どれくらいの時間が経っただろうか。意識を集中していた為確実には分からないが、恐らく5分程度は経っている筈だ。それだけかけてようやくスライムはジガンスパーダの真下へと辿り着く。ジガンスパーダは空中に浮いている為どうやってコックピットにスライムを辿り着かせるか迷ったが、それも時間が解決してくれた。
R-2パワードから発射された有線式ビームチャクラムがジガンスパーダの砲門の1つを半分程斬り裂く事に成功したのだ。重力に負けて地面へと落下した砲門を伝ってジガンスパーダの機体内部をスライムで進行する。
砲門から機体内部へ、そして胴体を経由してコックピットへと辿り着く。
「こ、こんな……僕がこんな所で死んでたまるもんですか!」
スライムの触覚を通して、アーチボルドの叫び声が聞こえてくる。いつも余裕ぶっているアーチボルドだが、さすがにここまで追い詰められるとそんな余裕も無くなってきたのか、その声には焦りの色が濃い。
残念なのは、あちらからの声は聞こえるがこちらから声を送る事は出来ないという事か。あの無様な姿を嘲笑ってやりたかっただけに非常に残念だ。
「そうです。僕は絶
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