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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第10話:アレの後の朝日は目に染みる
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あ、そう…」
ニーナの彼氏(名前忘れた)が、俺の手を取り必至に礼を言ってくる…
どうせならニーナに手をニギニギしてもらいたい。

「もう良いよ…別に僕は大した事してないから…他の奴等に礼を言って」
どう考えても『お礼に僕の未来の妻を、味見して下さい!』って事にはならなそうなので、さっさと切り上げて眠りにつきたい。

「おお、あの魔物を退治してくれたんだってな!」
だが俺の望みは、更に現れた村長によって打ち砕かれる。
許可してないのにズカズカ部屋に入ってきて、ニーナの彼氏を押し退け、俺と激しく握手する。

「そうだ、この後我が家で朝食を一緒にどうだね? 激しい運動の後だろうから、お腹がすいているだろう! 遠慮する事は無いぞ! 娘の命を救ってくれた方だ…盛大に持て成させていただく!」
うん。それより眠りたい…って言おうとしたんだけど、お腹のヤツが勝手に鳴りやがった。

実際、凄く激しい大運動会をしてきたので、お腹ペコペコではあるんだよね。
ご厚意を無駄にしちゃ悪いから、俺以上に疲れ切っているアリーナ達の分まで、お持て成しを受けてこようと思います。
だって…食える時に食っとかないとね!

リュカSIDE END



(テンペ村)
ブライSIDE

ワシとクリフトは姫様に蹴り起こされた。
極度の疲労で宿屋に着くなり、一番近かった姫様の部屋で眠ってしまった為、先に起きたアリーナ様が着替える事が出来なくなっていたのだ。

昨晩は汚れた服も気にならない程、カメレオンマンと激闘を行い心身共に疲れ切っていたから、姫様のお部屋で眠りこけてしまったが、本来ならばあってはならぬ事…
蹴り起こされるくらいで済めば御の字だ。

まだ寝ぼけているクリフトを引きずり、自分たちの部屋へと戻る。
ちょっと気になったので、リュカの部屋を覗いてみると、ベッドを使用した形跡がない。
アイツ本当にサランまで行ってしまったのか?



ワシ等三人とも湯浴みと着替えを済ませ、村長宅へ昨晩の報告に出向いた。
もう安心して生活出来ると教えてやれば、さぞかし喜ぶだろうし、救われた(ニーナ)さんも彼氏と一緒に喜ぶだろう。

皆の喜ぶ顔を想像しながら村長宅にお邪魔すると…
既に宴が繰り広げられていた!
上座には何故だかリュカが座り、大量の食事を振る舞われている。

「あ、やっと起きたな! ほら、3人ともこっち来て座れよ…」
別に持て成されたい為に村を救ったワケではないのだが、最も苦労した我々を差し置いてコイツが勝手に持て成されているのは腹が立つ!

「何でリュカさんが宴の主役になってるんですか!?」
ワシと同じ気持ちのクリフトが、渋い表情でリュカに文句を言う。
「え……何でって………村の人達が『来い』って言った
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