四十五 炎の記憶
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身を青く染める。眩いばかりの雷光を手に宿し、サスケは疾走した。壁を伝い、一直線。目指すは入り口のない砂の要塞。
体術のみを極めた事で肉体活性による高速移動。その驚異的な速度を併用し、相手目掛けて突進する。手だけに一点集中させたチャクラは目に見える電撃となり、写輪眼を持つ者のみが扱える術である。基本的だが最も威力のある突きであり、且つ皮肉な事に暗殺に向いた攻撃でもある。
サスケが走った軌跡。それは凄まじい雷によって抉れた路となっている。〈チッチッチッチ〉と啼き続ける声が、殻に閉じ籠もっていた我愛羅の耳にも届いた。外界の変化に気づき、砂で攻撃する。しかしサスケのほうが速かった。
「【千鳥】ッ!!」
決して突破されぬ絶対防御。それが今、破られた。
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