第八十五話 看病
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決し、手ぬぐいを持つと手を震わせながら妖夢の背中に手ぬぐいを当てる。
「ひゃっ!!」
「わあ!!ゴメンなさい!!」
「いえ・・・少しビックリしただけですので・・・続けてください」
闇慈は頷き、手ぬぐいを走らせる。しかし闇慈は彼女の白い肌に見とれてしまう。
(なんて白くて綺麗な肌なんだ・・・って何を考えているんだ!僕は!!早く終わらせてしまおう!!)
闇慈は煩悩を打ち破り、せっせと妖夢の汗を拭き取った。そしてそれを終えると直ぐに退出しようとした。
「じゃ、じゃあ僕はこれで・・・」
しかし慌てたのか後ろに置いてあった桶に後ろ足を引っ掛けてしまう。それを見た妖夢は・・・
「うわっとととと!?」
「あ、危ない!!」
闇慈の片手を持つと自分の元に引き寄せた。しかし勢いがあり過ぎたのか、闇慈はそのまま妖夢に覆いかぶさってしまう。
「「っ!!」」
突然の事に二人とも呆然とし見つめ合っていたが、ここで第三者の声が響く。
「あらあら」
その声の主は幽ヶ子だった。それを聞いた闇慈はハッと我に返り、飛び退く。そして幽ヶ子はうふふと笑っていた。
「妖夢ったら彼とそこまで進展していたのね?明日は御赤飯かしら?」
「「誤解ですーーー!!!」」
〜〜人間界〜〜
「・・・ん?何だか闇慈先輩の危機感を感じたような?」
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