第八十四話 白玉楼
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
が現れた。そしてその長さに闇慈は少し気が引いているみたいだった。
「初めての人はみんな言いますよ。でも登らないと白玉楼には着きませんよ?」
そう言うと妖夢は先に上り始めた。
「う〜ん・・・仕方ない、歩くか」
闇慈は少し溜め息を付くと足に魔力を溜めて階段を登り始めた。
そして二十分位歩き、中盤の辺りに着くと妖夢の様子がおかしくなり始めた。息が切れ始め、体もフラフラしていた。
「妖夢さん、大丈夫ですか?何だかフラフラしてますよ?」
「だ、大丈夫です。昨日の疲れが取れてないみたいですので・・・(私が息切れしてる?それに・・・体がダルくなって、少し・・・目まいが・・・)」
妖夢が一人で考えている間に彼女の体は傾き、階段に激突しそうになった。
「っ!!妖夢さん!!」
闇慈は逸早く妖夢を受け止め、状態を確認した。顔を赤く、息も荒かった。闇慈は一つの事が頭に過ぎると妖夢のデコに右手を添える。
「うわっ!!凄い熱だ!!早く看病しないと!!とりあえず、この上の白玉楼まで運ぼう!!妖夢さんの話じゃ、幽々子さんって人が居るはずだ!!」
闇慈は妖夢を背負うと急いで残りの階段を駆け上がった。そして最後の階段を登り切ると大きな和風の館が目に入り、入り口が開いていた。
「ここが白玉楼。急いで幽ヶ子さんを見つけないと!!」
闇慈は白玉楼の中に急いで入ると幽ヶ子と呼ばれる人物を探し始めた。そして中庭に入ると一人の幽霊を思わせる帽子が印象的な女性がくつろいでいた。闇慈はその女性に急いで話しかけた。
「貴女が【西行寺幽ヶ子】さんですか!?」
「どうして私の名前を?貴方は・・・もしかして今日ここに来てくれる紅魔館の?」
「はい!黒神闇慈です!それより妖夢さんが!!」
幽ヶ子は息が荒い妖夢を見ると少し表情が強張らせた。
「妖夢に何かあったの?」
「酷い熱を出して倒れてしまったんです!彼女を休ませたいのですが、どこにお連れしたら良いですか?」
「こっちに連れてきなさい」
「はい!」
闇慈は幽ヶ子に連れられて、部屋に案内された。
(後書き)
半人半霊って風邪を引くのか眉唾でしたが、引く事にしました(汗)
感想・指摘。よろしくお願いします!!
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ