第八十二話 異変
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
!行けよ!!ファングゥゥゥ!!!」
化け物が叫ぶと下半身の百足の足、一本一本から黒い触手のようなものが飛び出した。
「魔理沙。あれに捕まったら終わりよ!!色々と吸い尽くされてしまうわ!!」
「分かってるさ!霊夢!!あれ如きに遅れる私じゃないぜ!!」
霊夢と魔理沙はそれを避けていくが次の瞬間・・・
「ハッ!!!甘めぇな!!!」
二人は先程の紫色の棺に閉じ込められた。
「「なっ!?」」
「かかったな!!俺様の棺は自分を守るだけじゃねえ!!相手を閉じ込める事も出来んだぜぇぇぇ!!!さあ・・・俺のもう一つのセイクリッド・ギア【貪欲の牙】『グリーディ・ファング』でてめえらの力を吸い尽くしてやるぜ!!!行けよ!!ファング!!」
そして閉じ込められた二人に向かって先程の触手を伸ばしたが、途中で第三者の弾幕がそれを許さない。
「ああん?」
その化け物は一旦触手を戻すと撃ってきた方を向く。そこに居たのはレミリアと咲夜だった。
「霊夢、魔理沙。怪我は無いかしら?」
「「レミリア!!」」
「何だ?このガキは?てめえもこいつらの仲間か?」
「まあ・・・そんな所ね。貴方が妖精達の力を吸い取っていた者で間違いないわね?」
レミリアが力を解放しながら化け物に尋ねる。
「へえ・・・小さいなりして力はでけぇみたいだな?これは食いがいがありそうだぜ!!行けよ!!ファングゥゥゥ!!!」
「咲夜。貴方は霊夢と魔理沙を解放するために尽力を尽くしなさい!!」
「はい。お嬢様!!」
咲夜は霊夢と魔理沙を閉じ込めている棺を破壊しようとしたが、中々破壊する事が出来ない。そして化け物とレミリアは弾幕を張りながらお互いの力量を測っていた。
そしてその途中・・・
「お姉様!!フランも戦う!!」
フランが飛び出てて、レミリアの隣に並んだ。突然のことにレミリアは一瞬だが隙を作ってしまう。
「フラン!?どうして貴女がここに!?」
「戦いの最中に余所見してんじゃねえよ!!死ねぇぇぇ!!!」
「し、しまっ・・・」
化け物は大きめの魔力弾を作るとレミリアとフランに向かって放った。レミリアは間に合わないと悟ったのかフランを庇うように背を向ける。
(せめてフランだけでも・・・!!)
「お姉様!?」
「っ!!お嬢様!!」
咲夜は時を止める事が出来るが今回は遅かった・・・そして・・・
ドガアアアアアアン!!!
魔力弾は二人に直撃し、煙と砂塵が舞った。
「ひゃーはははははは!!!やっと殺してやったぜ!!!やっぱり最高だぜ!!殺しってやつはよぉぉぉぉ!!!」
「お、お嬢様ーーー!!!」
「そんな・・・」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ