第八十二話 異変
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だろう。
「それに・・・スペルカードと弾幕が効かないと言うのはおかしいわね。気になるわ・・・咲夜。私達も行ってみるわよ」
「承知しました、お嬢様」
「アンジ。貴方はフランとメイリンで紅魔館の留守番をしておいてもらうわ」
その事にメイリンは猛抗議する。
「ですがレミリア様!相手は弾幕もスペルカードも効かない相手なのですよ!?どうやって・・・」
「私は紅魔館の主で吸血鬼よ。そう簡単にはやられないわ。それに霊夢も来ていると思うし、大丈夫よ。私は『家族』を残したまま死にはしないわ。行くわよ、咲夜」
「はい」
そう言うとレミリアと咲夜はそのまま出て行ってしまった。フランは心配になったのか闇慈に寄り添う。
「お兄ちゃん・・・お姉様、大丈夫かな?」
「お嬢様も吸血鬼、そう簡単にはやられないと思うよ」
この時、闇慈は別の答えを持っていたがフランを安心させるためにこう答えたが、心の中は心配で満ち溢れていた。
(やっぱり・・・僕も行くべきかな?でも今の僕が行った所で何になる?足手まといになるだけだ・・・)
闇慈が自己嫌悪に陥っている間にフランが・・・
「やっぱり・・・私も行ってくる!!」
「あ!!妹様!!」
メイリンを潜り抜け、レミリアの後を追った。
「不味い!メイリンさん!僕が後を追います!」
闇慈は慌てて外に飛び出したが、フランの姿が見えなかった。そして・・・
ドゴォォォォォン!!!
あの妖精の森で大きな爆発音が聞こえた。闇慈は聞こえてきた方向へ急いで走り始めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「夢想封印!!」
「マスタースパーク!!」
妖精の森の中では紅白の巫女服を着た女子と白黒の魔法使いを思わせる服装の女子がその妖怪らしい人物と戦っていた。そしてお互いの最高技を放つが・・・
「ひゃーははははは!!!効かねえんだよぉぉぉぉ!!!」
その妖怪は上半身は男性だが・・・下半身は百足のような体格をしていた。そして全長4Mはある完全な化け物だった。
そして化け物は体を紫色の棺のようなもので包むと、結界からの爆発と閃光のような二人の攻撃を守り、傷一つ負わなかった。
「げえ!?私達の最高技が!?」
「これでもダメなんて・・・正直キツイわね」
「無駄だぜぇぇぇ。お前達の技はセイクリッド・ギアじゃねえみたいだしな!!この俺様のセイクリッド・ギア【絶壁の棺】『アブソリュート・コフィン』は壊せねえよ!!!」
「なあ霊夢。さっきからセイクリッド・ギアって言ってるけど何なんだ?」
「私が聞きたい位よ」
巫女と魔法使いはそれぞれの意見を述べ合っていたが、化け物は容赦なく襲い掛かる。
「次は俺様だぜぇぇぇ!!
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