第三次完結篇第二幕 ロゼ、その愛
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けれど何か妙な縁を感じません?」
彼等も彼等で何かがあった。それで日吉に言ってきたのだった。
「そうですよね、日吉君」
「うん、確かに」
その通りだと答える日吉だった。
「前から思ってたけれどね」
「あれ、そういえば日吉の声ってよ」
その豹馬が突っ込みを入れてきた。
「何か居眠りばかりの男の子の声なんだよな」
「そういう豹馬さんは映画のロボットの」
「他にも一杯いないか?そういう人」
「ノインさん黄色いネコ型ロボットじゃなかったですか?」
「な、何故その話をするのだ!?」
不意を衝かれたノインは忽ちのうちに大混乱に陥った。
「私はその話はだな」
「カツ、そういえば御前は」
「まさか俺も!?」
カツはカミーユにいきなり言われてぎくりとした顔になった。
「魚座の次はそれ!?」
「やっぱりな。御前はキッドだったな」
「クリスもだよね」
「どら焼きに酢醤油とラー油はかけないから」
クリスは事前にバーニィに言ってきた。
「間違ってもね」
「そうなんだ」
「絶対にしないから」
それは強調していた。
「何処をどうやったらそんな食べ方ができるのよ」
「まあ確かにそうだけれどね」
「何か物凄い突っ込んではいけない世界に突っ込んでないか?」
健一が狼狽する彼等を見て言ってきた。
「この世界は」
「そ、そうですよね」
フェアリも何故か目が泳いでいる。
「私もまあ。最近入浴シーンがどうとかで」
「俺は間違ってもだ」
今度は一矢だった。
「どら焼きにカマンベールなんてしないからな」
「だから言うな、一矢」
京四郎が彼を止めた。
「それ以上言ったら本当にどうしようもなくなるからな」
「だからか」
「そうだ。とにかくな」
その京四郎が話を先に進めにかかる。
「これからだが」
「ああ」
「バルマーとの最終決戦だな」
「銀下辺境方面軍との」
「さしあたってこれで敵はいなくなる」
グローバルも言ってきた。
「当面はな」
「まだバルマーは健在だし宇宙怪獣もいるがな」
火麻は一応このことは言ってきた。
「しかしあの連中を潰せばだ」
「とりあえず俺達の敵はいなくなる」
「地球圏の中の」
「それは大きいことですね」
八雲も頷いて述べた。
「それじゃあ本当に」
「決着をつけて」
キムが言った。
「残ったバルマー軍と」
「敵の戦力はもう殆ど残っていない」
今言ったのはレイヴンだった。
「実質あの巨大戦艦だけだ」
「巨大ヘルモーズ」
「あれを撃沈さえすれば」
「じゃあ話は簡単だな」
闘志也はあえて明朗に言ってみせた。
「あのデカブツを沈めるぜ、それでな」
「敵として残っているのはあの副司令官かな」
綾人は敵を見ていた。
「確か。ロゼだったかな」
「そうね。あの超能
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